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氏 名所 属
牛込 進 多治見商工会議所 会頭

■ご意見の内容

■新聞に書いたことが言いたいこと全て(中部経済新聞H18.11.20「持論 時論」道路行政について)。
■国際競争力と道路整備
・国際競争力を考えていかないと日本は生きていけない。中国とどうやって行くべきかがものすごく重要なことだと思っている。国を挙げて道路、空港に金を入れていくべき。
・道路は想像以上に産業に与える影響力は大きい。中国はコストが安いため日本は押されている。如何に効率を上げるかが戦っていく上でものすごく重要なこと。その中で道路は非常に重要。
・中国はどんどん道路をつくっている。スピードが違う。日本は20年、中国は3,4年でつくってしまう。
・アメリカは、先ず道路をつくって、それから街を発展させる考え方が根底にある。道路は第一優先で行くべきで、工場の一部、プロセスの中の一部だと思って頂きたい。

■道路整備と特定財源
・お金がないからでは済まない。先行投資すべき。関東はかなり整備されているが地方はまだ不十分。
・政治に対して不信感を持っている。やるべきことが全くやられていない。全く危機感がない。普通の企業であれば倒産している。歳出を削る方も大切だが、如何に収入を増やすか。色々あるが一番効果のあるのは海外から工場を誘致すること。
・道路を知らない人達が言っているのは困る。国会議員も他国の道路視察をすべき。特に見て頂きたいのは中国、アメリカ、ドイツ、フランス。
・特定財源が余ることはなく、いくらでもつくってほしい。それをどこで抑えるのかで余るかどうかの話。
・道路は重要で、国の財産。特定財源を他で利用することは良くない。道路を優先して頂きたい。

■道路整備の時間短縮
・日本の制度が国民に非常に甘い。空港が良い例で、中部国際空港をつくるのに四日市まで漁業補償している。ごね徳のようになっているため直さないといけない。全てが選挙につながるためそうなってしまった。どうすべきか。この様な状態になっていると国際競争に負けてしまう。

■地域として
・多治見商工会議所としては、東濃西部都市間連絡道路と東海環状自動車道の4車線化は是非やってほしい。
・東濃6市商工会議所の連絡会議でよく話題に上がるのは瑞浪市釜戸の辺りがひどい、よく事故が起こるらしい。
・東海環状自動車道は交通量から4車線化の必要がないとの意見が出るが、今のデータだけで判断してはいけない。三河と東濃の融合には時間がかり、10年とか20年とか効果に時間がかかるため、短期で考えてはいけない。
・多治見市は中期的なスパンで考えると可能性のある街、名古屋、豊田に近いという点でも。街の発展のためにも道路整備が必要。
・会社から北に行く道(国道248号平和バイパストンネル出口〜市民病院周辺)は夕方から全然動かない。土岐川を渡河する橋をもう1本つくらないと何ともならない。

■道路整備について
・片側2車線ではリフレッシュ工事や少しの事故発生ですぐに大渋滞。1車線では全面通行止め。道路は人間で言うと動脈。コレステロールで詰まってしまうと大変なことになる。
・アメリカの主幹線は少なくとも3車線でワンウエイ、対面はよほど田舎に行かないとない。対面は事故が起こりやすいと考えている。ワンウエイだと事故率は下がると思う。