■道路政策における効率化について
・通行する車が少ない道路もあるが、それで価値を決めるのは正しくない。不便なところに住んでいる人については、少数切り捨てという論理はおかしい。

　・特定財源の税率については現状でいいと思う。税率を下げることにより、個人の車利用が増加する可能性があり、地球環境にもやさしくない。個人の自動車利用のあり方を考える必要があると思う。

■道路政策に関する意見
　・自分で車を運転しないので、公共交通機関を利用することが多いが、地方部においては、道路が整備され便利になると自動車利用者が増え、バス等の公共交通機関利用者が減少し、公共交通機関が衰退していくという現象がおきている。高齢者や学生等はどうしても公共交通機関が必要であり、公共交通機関は残さなければならないと考える。このような問題も道路政策を検討する中で考えてもらいたい。

　・優先度が高い施策として、自転車道の整備が必要と考える。現状は、自転車が車道を走ることは危険であり、しかし、歩道を走ると歩行者が危険となる。中国は、自転車道と歩道を分けて整備している。

・地方においては、バスやＬＲＴの支援も重要と考える。あわせて、それらを地域の人々の利用を促進する施策も必要と考える。

・地方部の道路がなかったところに道路をつくったら、自動車を持った人が外に出てしまうストロー現象が起こり、過疎を助長した事例もあり、道路を活用して地域の魅力を高める施策が必要と考える。