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氏 名所 属
渡邊 正尚 北★北海道に高速道路を実現する住民の会 代表

■ご意見の内容

○道路政策に関する改善点
  全国と比べてみても、北海道は高速道路のネットワーク整備が出来ていませんので、地域間格差を感じています。特に、北・北海道は高速道路が途切れ途切れです。このような状況が医療過疎を引き起こしておりますので、この問題を積極的に改善して欲しいです。

○今後、道路政策における、効率化
  美深以北は交通量が、ある一部を除き現道(国道)拡幅で十分だと感じています。音威子府のトンネル工事はともかく、その方が地元の業者も工事に参加できますし、片側1車線を片側2車線にするだけで工期の短縮にも繋がります。


○優先すべき道路政策
  私は名寄に住んでいますが、名寄市立総合病院があり地方センター病院の指定を受けています。名寄以外に住んでいる人はこの病院を頼りにしています。1つ例をとると産婦人科は名寄と稚内にしかありません。名寄以北の面積は東京都の3倍以上あり、10数年前は市立病院で生まれる人数が200人程度だったのに対し、昨年度は3倍の約600人程が生まれています。陣痛が何時来るか分からないので、早めに陣痛促進剤を飲ませて入院させ、出産させているようですが、弊害も起きていると聞いています。田舎に住んでいようが居まいが、人の命は尊いものです。過疎地こそ一層の重点化を図るべきと、考えます。

○特に留意すべき点は?
  この地域のことをお話ししますと、名寄〜稚内までは170q以上ありますので、この中間地点である中川町ですとか、枝幸町などの地域の交通過疎や医療過疎の意見や思いを聞く方が、真に何が困っているのかを聞き出せると思います。

○その他、全般に関しての意見
  道路特定財源は、2007年度に数千億円(5000億円)の余剰金が発生すると言われていますが、暫定税率を30年以上そのままにしておいて一般財源化しようとする事は許されません。 特に、財務省は国の借金の財政再建に使うために暫定税率をそのままにして道路特定財源を一般財源に振り向けるべきだと主張しているようですが、この意見は北海道では通用しません。机上の論議ではなく、夏と冬に1度ずつ2週間程度実際に生活して、現状を体験して頂いて判断していただきたいと思います。 税金の使い方をどうするかは私達自身の問題であり、私達国民には監視する重大な責任がありますので、高速道路計画が達成してからならともかく、地方は困っている状況下の中で「道路特定財源の一般財源化」には絶対に反対します。