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氏 名所 属
渡邊 悌爾 三重大学 特命学長補佐

■ご意見の内容

・三重県に関しては、道路は地域のために貢献していると思う。(企業立地、紀勢線による県内の南北問題の解消等)
・伊勢湾口道路、東海南海連絡道が第二国土軸という位置づけで10年ぐらい前にがんばった時期があったが、今度の国土形成計画・広域地方計画の中の議論では中部としてこれを捨てろという見方が一部にある。けれど私たちはそれはいけないという考えである。これに対する新たな論理構築が必要である。
 国土軸の議論が国土形成計画の中で最近しなくなってきたが 環伊勢湾の地域的な将来像として、伊勢湾口道路により環状につながることで中部国際空港との連絡も良くなり、観光振興にも良いと思う。
・東海北陸自動車道、東海環状自動車道の西回りができることにより、北陸との密接なつながりができ、東海地方の経済力が北陸も巻き込んでいく事になれば、三重県も益々良くなると思う。
・名古屋を中心とした日本有数の経済圏とするためにも道路(幹線道路整備)というのは必要である。
・道路特定財源を一般財源化にというのは世論をかわす一つの着地地点であって、必要なものは進めるそれ以上のものについては一般財源にということだから。東京から見ればいらないと思われているが、その観点からも道路にはがんばってもらいたい。
・伊勢神宮の遷宮は、道路投資してもらう良い時期、道路整備にとって20年に1度のチャンスである。
・中勢バイパスと北勢バイパスをつなげてこそバイパス機能が発揮できる。
・東海環状(西回り)、第二名神がつながる事により機能が発揮され、四日市港の勢力圏が拡がる。港・空港・道路は風通し良くうまく整備をしなくてはいけない。幹線道路ともうまく協力し合いネットワーク効果を高めていく必要がある。