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氏 名所 属
若杉 清一 たざわ湖スキー場 代表取締役社長

■ご意見の内容

・中期計画の作成にあたっては、数の勝利や引っ張り合いの議論でなく、全国民にとって納得のいく内容となるように留意する必要がある。地方における道路整備は当然首都圏の生活に役立っている訳だし、その逆もあり得るため、相互の役割を十分に踏まえた計画とすべきで、地域格差を助長したり不公平感があってはならないものと考えている。

・我々が使用する道路は広域農道、林道を含めるとその目的、財源は多種多様であるが、一般ドライバーの大半はその部分を知らないのが現状である。そういう意味で、これらを知らしめる広報は大変重要であり、それは現場において行うのが最もよいと考える。道路に対する利用者の満足度向上、好感をもってもらうために広報を充実する施策の展開を図るべきである。

・道路は整備後にどのように使われているかで無駄な道路か否かが決まるものであり、もっと活用される努力を進めていくべきと考えている。

・国道46号は秋田県(秋田市)・岩手県(盛岡市)の県庁所在地を結ぶ主要幹線道路にも拘わらず、定時制も確保できない部分や振動も多い。バイパスも必要であるが、いまのある道路を有効利用することが重要であり、道路の拡幅や、リバーシブルレーン対策など定時走行のための施策を重点的に進めて頂きたい。

・北東北においては地吹雪対応で防雪柵を設置しているが、そのため吹き払いや日照阻害等により凍結が起こりやすいなど、雪氷障害が多く発生しているのが現状である。除雪等も含めて、より一層、冬道の安全確保といった観点の施策を重点的に進めていく必要がある。

・ここ数年、道路の補修スピードが速く道路利用者の通行に配慮した工法を採用しているように思う。今後も道路利用者に好感を持たれるような工事の進め方を行って頂きたい。