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氏 名所 属
山崎 俊太郎 NPO21世紀みはま環境ネット 代表

■ご意見の内容

○今後、取り組む道路政策の一層の重点化を図ることが必要であると思いますが、優先度が高い又は低い課題への対応は何であるとお考えですか。
●道路作りは時間がかかる仕事で大変なことである。最近は災害が起きるので、無駄なようでも余裕を持った(安全側な)設計が必要である。従来の側溝1つでも豪雨を充分に吸収できるような今までの何割増しかの計画をしないといけないだろう。そういう対策が必要である。これからは防災対策が大事であり、それに見合う道路作りが大事な時期に来ている。
自転車の利用が増えてくるので、歩道を広げれば交通事故の防止に繋がる。

○道路に関して無駄と感じることはありますか。具体的に教えてください。
●無駄をなくす努力は必要だが、無駄をうまく活かした対策が大事である。

○今後、道路政策においては、無駄を排するなど効率化を徹底する必要があると思いますが、特にどのような点を重視すべきとお考えですか。
●用地の残地の活用について、地域と話をしながらこういうやり方は面白いのではないかという相談の窓口を持って住民の意見・アイデアを聞いてほしい。若狭町では休耕田を利用してゴルフ場にしていると新聞記事があった。残地は荒廃して手入れしないようになるとどうしようもない。地域から事業を興すことは難しいので、行政からそういう話を地元に持ってきてほしい。そうして住民本意の事業にすれば住民の意欲も違ってくる。

○その他、道路政策全般に関して、ご意見、ご要望があればお聞かせください。
●住民の協力をいただけるような、道路に対してボランティアで取り組めるような、そういう制度をいくつか持つ必要があるのではないかと思う。地域の人がいちばん道路を使うので、草刈りしたりゴミ拾いしたり、きれいな道路の維持・環境整備をしっかりやっていくことが大事である。
●先日千葉でまちづくりの大会に行ってきたが、全国的に余った土地に花壇を作っているようである。そういうものが地域づくりに繋がる。地域住民参加型のちょっとした配慮で全然違う。嶺南では少ないが、ボランティアサポートを増やすべきである。各市町でも、小規模でも簡単なことでもいいので自分らの家の前の道路は自分らで守るのは地域住民とし当たり前のことである。
トラックの運転手のマナーが悪い。坂尻地区で清掃をしているが、酒の缶が落ちている。県道脇の花壇に雑草を押さえる芝生を植えた。コンクリートはダメである。芝生だと後の管理も楽である。
●美浜東BPの事業はJRの交差部がネックとなっている。鉄道は地域住民が使うものだから、住民の為の道路事業にも積極的に協力すべきである。
●特定財源について、もちろん地域住民の協力も必要であるが道路が整備されている所とそうでない所の差がかなりある。国道27号の整備は遅れており、バイパス供用は一日でも早くというのが地元住民の願いである。特定財源は道路整備が終わるまで、道路に使ってほしいというのが願いである。