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氏 名所 属
山形 敦子 FMいるか パ−ソナリティ

■ご意見の内容

●「現在ある道路をもっと有効に」の視点から
・新しくつくられた道路は、利用者も慣れるまで「どこに行くのだろう?」と不安を抱えながら利用する。早い段階からもっとPRをして、利用者に理解される道路を造って欲しい。便利になるための道路づくりが、不安を与える道路づくりでは効果がない。
・道路を造ることに重点を置かないで、どのように利用されるか?幅広い利用方法(地域性や時代)に対応できる道路整備を進めて欲しい。そのためには、地域の住民に意見を聞くことも重要だし、よく使われている道路の理由を探り、参考にすることも重要である。

●「道路に関して無駄」の視点から
・利用者が極端に少ない箇所に作られた、幅広の立派な道路は不要である。もっと狭くても良い。山の中の道路で歩道が広くて「歩く人が居るのだろうか?」と疑問に思うことがある。ニーズとコストのバランスを考えた道路整備を希望する。
・交通安全の黄色い旗は、風でちぎれたり倒れたりする事もあるので安全面や景観面から不要である。旗があることの交通安全効果はうすいと思う。

●「優先度が高い」の視点から
・今後の高齢化社会に対応した道路づくりをして欲しい。高齢化が進めば、歩道の必要性がますます高まる。そういった足腰の弱くなった人が安心・安全に歩ける道路づくりをして欲しい。例えば、坂道や歩道に手すりを付けて歩きやすくしたり、ベンチを置いたりして休憩できる場所を設置するなど。
・バリアフリー対策も点で整備するのではなく、線や面で整備して欲しい。バリアフリー対策されたバス停や電停等を見かけるが、そこに行くまでが安全・安心でない。目的地(バス停)だけなく動線を考えて整備して欲しい。
・移動目的を優先とした「道路」づくりの時代は終わった。これからは、多少時間がかかってもワクワクするような、ドライブしたくなるような「みち」づくりの時代ではないか。美しい花や景色が見られる「みち」、ランドマークとなる物がある「みち」、地域振興となる「みち」、そんな寄ってみたくなる「みち」づくりを希望する。
・時代の流れや場所(都心部、郊外部、観光地など)に応じた道路整備を希望する。例えば、山間部では歩く人が少ないので歩道は狭くても良いが、都心部や観光地では歩く人が多く、歩道が駐輪場となる可能性もあるので歩道は広く造って欲しい。