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氏 名所 属
柳生 博 (財)日本野鳥の会 会長

■ご意見の内容

1.地域間交流を促進する道路整備の必要性について
  ・都会で生活している人々が地方に出向き自然とふれあいを持つ機会が今後増えていくものと考えているが、都会と地方とを円滑にアクセスできる道路整備が必要ではないか。
  ・又、田舎で生活する人々にとっても、都会と円滑に行き来できる道路の整備が必要ではないか。
  ・地方同士を結ぶ道路の整備が進んでいるが、地域間交流促進や都心の渋滞解消の面からも意義のある事業と考える。


2.「道の駅」利用促進の工夫について
  ・現在の道の駅は、駐車場、トイレ、地方物産販売の施設が整備され、意義のある施設であるが、地域の人々との交流や、自然とふれあう場として更なる利活用が望まれる。
  ・道の駅が設置されている場所は、自然環境に恵まれている所が多く、周辺の花や野鳥の自然についてのインフォメーションを提供する場を設けることにより、人々の関心の高まりと道の駅の利用促進が期待できる。
  ・道の駅に設置する施設を工夫することにより、地域の文化、歴史、生き物(自然)等を介して人々の交流を盛んにできるような施設になるのではないか。


3.道路整備の効率化を徹底的に進める上で重視すべきことについて
  ・道路計画から供用まで時間がかかりすぎる。計画段階での環境影響評価は十分慎重に、しかし、計画したら早く整備し早く効果を出してほしい。 


4.自然環境の保全について
  ・道路整備にあたっては、計画、施工、供用の各段階において、野鳥をはじめとした自然環境の保全に十分に留意して進める必要がある。