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氏 名所 属
柳谷 勝美 (財)南都経済センター 顧問

■ご意見の内容

・奈良経済が弱い根本の理由は道路整備が低い、と言うもの。

・南北をつなぐ道路がなかったため、県内で南北の意識が一体的ではない。観光客も北部のみで止まってしまう。
・奈良県は色々仕掛けはしているが、もてなしの心が希薄。来ていただくためのPRが不足している。

・奈良市内中心部へ車を通さない、と言った方針も必要ではないか
・第二阪奈は、瀬戸大橋と同様に大阪に奈良の活力が流出するストロー効果となっている。
・単純に道路が出来ただけで地方経済が発展するか、と言ったら無理。
・奈良に魅力がなければ、道路を作っただけでは奈良の活性化への効果がない。
・道路整備が非常に地域に影響があるのは間違いないが、道路整備に合わせて地域一体となって奈良県に効果が出るよう考えていかなければならない。

・奈良県において文化財が重要であるのは間違いないが、文化財を守るために奈良県が発展できないというのは問題。今の社会においても文化財が良い影響を与えていくべき。
・大都市から50km圏内に吉野地域のような自然が残っているのはまれであり、そこをアピールしていくべきでは。癒しの空間、特徴ある文化、原始林などまだ十分に生かし切れていない。

・道路は、人・物・情報のかなめ、でありレートの安いこの時期こそ整備を進めていくべき。
・道路を造る側も、説明を十分行っていくべき。負債と資産をしっかり切り分けて議論、説明すべきであり、資産が残っていることを明確にすべき。

・公務員として色々な人がいる中で、一人の悪いイメージを全ての人がそうであるかのように報道しているのは問題であり、やろうとする人間がいなくなる。国民側に『無駄』というイメージが定着しきっている。

・必要な道路はしっかり造っていくべき。他の施策との関係はあるが、奈良県のように遅れている状況についてはしっかり対応すべき。
・大阪のような都市と吉野の様な多自然地域等全ての地域があって日本であり、均衡ある国土の発展は重要。過疎であるから道路整備すべきではないというのはおかしい。