閉じる
氏 名所 属
横山 朱門 北国新聞社論説委員会 論説委員長

■ご意見の内容

・金沢外環状道路(山側環状)の供用で、道路が出来ることによる便利さを実感した。
・いつも利用しているがあまりに快適。
・供用による経済効果だけでなくCO2の排出量削減効果や渋滞損失の改善など多角的に効果を示したのは良かった。
・これからも同じようにプレゼンすれば、アカウンタビリティを得られるだろう。
・東京など環状道路の整備が進められているが、世界的に見てパリなどの大きな都市はほぼ環状道路の整備を終えているのではないか。
・人口50万超の都市ではその必要性も高いのに、整備が遅れ環状道路が少ない。
・整備に係る時間は決して楽なものではないが、環状道路の重要性は高い。
・道路行政一般に対して、地方道路不要の声はあるが、地方としては簡単に受け入れられないと思う。
・一方で、誰も使っていないような大規模農道などを見て無駄と感じる人もおり、そのギャップを埋めることが重要。
・道路整備だけでなく、無電柱化、バリアフリー化、都市美観形成、交通弱者対策等の取り組みもわかりやすく国民に訴える必要がある。
・他にももっと、雪害対策などの切り口があると思う。
・冬の金沢は、雪を融かすばかりで歩道が歩きづらく、排水溝の整備や冬期に歩きやすい道にするなど改善の余地はある。
・道路管理については、路線毎に管理者が異なり入り交じっている状況。
・別々に管理する意味があるのか疑問。県や市町を巻き込み一元管理が出来ないか。
・他県の事例で、土砂災害などの際に、一方の道路では対応済みなのに、もう一方では対応していないなど、道路管理者によって対応にバラツキが出てしまう。
・面的管理が出来ないか。
・国交省と地方の関係を密接にするためにも有効な手段。
・縦割りの管理を続けるのか、面的整備なども視野に検討してはどうか。
・道路整備については、量より質の時代に入ってきているのは間違いない。
・道路整備の充不足については、量か質かのとらえ方に個人差があると思う。
・渋滞しないことや道路に段差がないことで判断する人もいると思う。
・必ずしも道路は十分とは思わないが、質的向上、例えば都市美観や電線類の地中化などは必要。
・電線類の地中化は、今の仕組みでは電力会社にとってメリットなく金を出したがらないのも無理はない。
・これまでも、この道路は何故必要かという議論をしたときに、シュミレーションで交通需要を示してきたと思う。
・東京湾アクアラインなどは、見込みとの違いを叩かれたが、説明の仕方、共感の得方が不十分だった。
・道路特定財源の話題でも、ゼロシーリングなど数字の実態は見えにくく、論説委員の中でも実態を知らない人は多い。
・もう少し、広報を上手にすべき。
・自己弁護ではなく、誤解を解くためのやり取りをする必要がある。
・道路の要・不要を議論するとき、一般の方は、自分の家の周辺だけをとらえて感覚的に話をしていることが多いと思う。
・納得してもらうためには、データで必要性を示す必要があるのではないか。
・能登半島地震を教訓に、災害に強いまちづくりが必要だと思うし、災害に強いと言うことは、都市機能も強いと言うことではないか。
・他にもバリアフリーや電線共同溝、渋滞対策なども必要だと思う。
・野町広小路は、改良によって見違えるように良くなったが、最近流行のリフォームの考え方も有効だし、道路でもリフォームによって改善される箇所がたくさんあるのではないか。
・能登地域では、石川県などで1.5車線的整備が行われ、安く早く整備が進められているが、幅広な歩道をセットで整備するような無駄な箇所も過去には有ったように思う。
・国交省でも地域の実情に応じた歩道整備など、改善策を打ち出せば、「考えているな」と評価が上がると思う。
・金沢市は歩けるまちづくりを進めているが、冬期は歩けなくなるのが困っており、雪対策としての排雪溝や流雪溝の整備も必要。
・道路空間は、車だけでなく地域の祭りなどで開放することで、使い勝手の良い交流の場として道路をより身近に感じることが出来る良い機会となる。そういう地域においては、住民の道路に対する意識も高まるのではないか。
・橋梁の老朽化による架け替えが、今後ピークを迎えることは、専門家が言っている程度で、折に触れ国民に伝えていく必要がある。
・また、リフォームによって長寿命化できること、そのためにはお金がかかることも訴え、知っていただく必要がある。