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氏 名所 属
吉田 明彦 函館国際観光コンベンション協会 専務理事

■ご意見の内容

(1)効率的な道路整備について
・北海道及び道南での高速道路のネットワ−クは整備が遅れており、道南まで早く整備して欲しい。観光都市函館にとっては非常に重要な事項である。
・高速道路は目的地までの時間が計算できるので、やはり安心である。
・通行料金がもう少し安ければ良いと思う。
・道路はネットワークになって始めて十分な機能を発揮するものではないか。道南と道央を結ぶ重要な道路は国道5号であるが、災害等で寸断すると、大きな迂回を強いられる。リダンダンシ−の確保は市民生活にとって極めて重要な課題であるが、未だに解消されていない。これらのことから道路網の整備が必要と考えられる。


(2)優先度が高い道路整備について
・一部で北海道の高速道路は「熊しか通らない」と言われたが、間違いである。日本国土の1/4の面積を占め、食料の供給基地である北海道の整備無しでは、都市部を支えることはできない。安心・安全な農水産物を安定的に届けるため、社会資本としての道路整備は決して優先度は低くはない。
・観光地にとって通過型ではなく、滞在型観光の推進が地域にとって大切であるが、函館は「夜景」という資源があることで多くの方々に宿泊していただいている。特に西部地区は訪れる方々が散策していただくには非常に魅力的なエリアであり、歩道という道路空間は観光にとっても大切な空間であり、住民等が参加して花を植えたり、ホスピタリティ−の向上に一役を担っている。道路管理に参画できる取組を継続していくべきと思う。
・また、外国人観光客の増加に伴い、案内標識の外国語表記の整備、標記の統一なども必要と考えられる。