閉じる
氏 名所 属
横山 英子 特定非営利活動法人 せんだい・みやぎNPOセンター 理事

■ご意見の内容

・仙台市の自転車の社会実験は東二番丁(歩道が広い)という条件の良い場所。もっと条件の悪い場所でやると信憑性が高まる。

・4年前より「ばんぶーら小径」を始める。
初年度の「ばんぶーら小径」は地下鉄東西線の駅周辺の街づくりとのコラボレーションを行った。歩くことが楽しくなるような小径を創出することにより、個々の商店や街並みを磨く努力をし、魅力ある街への創出につながる。  

・「道路」が「みち」だった時代は車も少なく、みちに人々が集い生活(コミュニティ)の中心のひとつであった。今は「道路」となり役割が変わってきた。
道路を拡幅した商店街の多くは、駐車場がないとただ車が通過するだけの街になっている。

・住民による沿道管理・NPOによる管理は国・自治体の無責任さを感じる。道路の財源が少なくなったからといって管理を転換することは疑問。地域住民が「自分たちから行動する」ような意識になるような仕組みを作るべき。

・道路整備については地域格差がある。(中央の道路行政と地方の道路行政は違う)道路整備はB/Cで評価されるべきではない。(評価の仕方を考えるべき)

・東北地方は「仙台ばかりが活性化している」と思いがちであるが、他地域が仙台を活かすことを考えるべき。よりよい道路ができると思う。地域格差を逆転の発想で活かせば快適な暮らしが出来るのでは?

・生活者の声を聞くことも大事だが、企業の声は住んでいる人の声とは違う視点もある。このような様々な声をコーディネートすることを国交省は考えるべき。(首長・有識者など物事を俯瞰的に見る人がいるべき。生活者の声だけで事業を進めるのは危険)そのためには高速道路の整備だけでなく現道のBP整備も必要。

・自治体と違って国は広域的に地域実態を見る立場。うまくコーディネートしてほしい。
政治的な力が働いて地域の実情を吟味した整備がされていない現状。それをしっかり見る立場の人がいてほしい。

・医療問題を考えると救急車退出路のような整備は大事。

・三陸道と国道45号の2Wayはそれぞれ良いところがある。 寄り道できるのは現道。観光・生活のためには現道。高速道路と現道を使い分けできる2Wayは必要。両方とも活かすことを考えるべき。

・公務員は行政の立場と市民の立場で物事を見るべき。そのようなコミュニティを作ることが必要。