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氏 名所 属
吉原 伸二 北九州市消防局長

■ご意見の内容

○道路整備について
1 緊急輸送道路の追加指定
 ・平成18年度に市内13の施設を大規模避難所として指定するなど、発災時に拠点となる施設が変わってきたため、平成8年度に策定された緊急輸送道路について以下の3路線の追加指定を提案する。
 @折尾頓田線
  大規模予定避難所となっている北九州学術研究都市との連結のため。
 A空港連絡道路
  平成18年度に開港した新北九州空港との連結のため。
 B下上津役折尾線
  「大規模災害時における生活必需物資等の供給に関する特別協定」を締結している事業者が頻繁に利用している重要な道路であるため。

2 緊急輸送道路の緊急通行機能の確保
 ・本市の震災対策基本方針に基づく橋梁等の耐震性の確保のため、調査・整備の促進が必要である。
  (砂津橋、栄橋、砂津大橋、藪田橋、上藪田橋、金水橋、麻生橋、恵比須橋、皇后崎橋、両国橋、岩渕橋、金田跨線橋)
 ・道路に接した法面、崖、及びトンネル等の安全性の確保のため、国土交通省所管外の路線も含めた調査・整備促進が必要である。
 ・本市の緊急輸送道路の液状化対策の促進が必要である。(小倉・曽根沖積地、若松・木屋瀬低地)
 ・災害時での主要地域の孤立の防止のための代替通行の確保が必要である。
  @北九州空港、エコタウン:新規道路、橋梁の建設
  A土石流発生時における門司区風師・小森江地区の通行の確保(道路への砂防機能の付加)
 ・道路側面の建築物の耐震化対策による通行機能の確保が必要である。(建築都市局との連携)
 ・電線地中化の促進が必要である。
 ・渋滞時に緊急車両が円滑に通行できるよう、都市高速道路並みの路側帯幅の確保が必要である。
 ・福岡県、近隣市町村と連携し、受援・応援のための広域的な連続通行機能の確保が必要である。

3 一般道路の安全性の確保
 ・道路に接した法面、崖、及びトンネル等の安全性の確保のため、調査・整備促進が必要である。
 ・道路途絶による孤立防止対策が必要である。(複数ルートの確保)

4 その他
 ・緊急車両通行のための交差点の視認性の向上を図る必要がある。(中央分離帯の樹木の伐採、看板など構築物の制限、路面改良等)
 ・人口密集地における狭隘路の改善整備が必要である。