第4回部会では、「地域の魅力を育てる」ための道路政策のあり方について、横島部会長代理、家田委員からの発表があり、それを受けて議論が行われました。
「地域の魅力を育てる」について議論するにあたり、横島部会長代理(高崎経済大学教授)より発表が行われました。横島部会長代理発表では、国土再編のための基本政策として、地域再編と都市再生が必要であり、その責任を「公」と「私」が共有するべきだと指摘しています。その上で、具体的な道路政策の方向性を以下のように示しています。
・地域再編の方向性
(地方分権の流れ、経済圏から生活圏への転換、地域の個性化と道路インフラなど)
・地域計画と道路整備の整合性
(東京湾アクアラインと周辺の開発計画など)
・道路整備とプロセスの評価
(事業進行中の供用努力、休工という名の無責任、先行取得用地の死蔵など)
・情報公開が目指すもの
(説明責任から責任共有へ、PPPの成立要件など)
・美しい道路作りと道路行政
(電線類地中化、ライン構成の重要性など)
・生活インフラの総点検
(活用されていない残地、自転車通学の危険性、じゃまな看板など)