第3回部会では、「経済活力を高める」ための道路政策のあり方について、波頭委員、クー委員からの発表があり、それを受けて議論が行われました。
「経済活力を高める」について議論するにあたり、波頭委員(鰍wEED代表取締役社長)より発表が行われました。波頭委員発表では、背景認識として、これまでの基本政策は量的拡大重視であり、20年遅れの高度経済成長意識を終焉させる必要があると指摘しています。
その上で、これからの道路行政の基本方針として、「人・物の輸送効率を高めるという目的に対して、経済効果の高い事業を重点的、選択的に行う」ことを主張しています。
また、そのための重要課題として、以下の2項目を提示しています。
(1) 評価基準となる指標の設定
・ 投入コストの算定
・ アウトカム指標の設定
(2) 決定・実施プロセスの見直し
・ 企画・決定・実施それぞれの主体者/責任者の見直し
・ 企画・決定・実施に関する手続き・関係法整備
・ 評価・監督機能のビルトインのしくみ作り
最大のポイントとして
1.B/Cによって、判断/決定すると謳うこと
2.そのためのトゥールとして、アウトカム指標を正式に導入すること
を提案しています。