道路に対する利用者満足度調査結果について

平成15年7月25日
記者発表
道路局

  • 道路行政の成果を表す指標として「利用者満足度」を採用
    道路行政においては、平成15年度より、道路事業の成果を表す指標(アウトカム指標)により政策目標を設定し、これに基づく行政運営(行政マネジメント)を行う方針です。アウトカム指標の一つとして、道路サービスに対する利用者の満足度を5段階評価で表した「利用者満足度」を採用するため、昨年度より「道路利用者満足度調査」を実施しています。


  • 平成15年度は全国3万7千人を対象に調査を実施
    平成15年度は、5月15日から6月8日にかけてインターネットを用いて調査を実施し、全国より約3万7千人の回答が得られました。調査にあたっては、(1)道路全般に対する満足度、(2)道路種別ごとの満足度、(3)渋滞、交通安全などの施策別の満足度について、それぞれ「非常に不満」から「非常に満足」まで5段階で評価し、5点満点の「満足度」を算出しました。


  • 回答者の半数が道路に「不満」(道路全般に対する満足度は「2.6」)
    道路利用者の道路全般に対する満足度は昨年度と同じ、「2.6」となり、全体として「やや不満」であるという結果となりました。道路全般について「不満」「やや不満」と答えた方は合計で53%に達し、昨年度の調査に比べて1%減少しているものの、依然として道路サービスに対して不満を持つ道路利用者が多いことがわかりました。


  • 利用者は高速道路の料金、路上工事、歩行者の安全に不満
    施策別の満足度では、高速道路の料金に対する満足度が「1.7」と最も低くなったほか、路上工事のやり方(満足度:2.2)、歩行者の安全性(満足度:2.3)が次いで低く、これらの項目についての利用者の不満が大きいことが明らかになりました。


  • 毎年調査を実施し、5年以内に「3.0」以上とすることが目標
    国土交通省においては、今後とも利用者満足度調査を毎年度実施し、さらに詳しい分析をし、その分析結果を行政に反映させることで、「利用者満足度(上記「道路全般に対する満足度)」を平成19年度には「3.0」以上とすることを目標に、道路利用者のニーズを踏まえた道路行政を進めてまいります。

【問い合わせ先】
道路局企画課道路事業分析評価室  企画専門官  大庭 孝之
代表03-5253-8111(内線37672) 直通03-5253-8593

(参考資料)


※本記者発表資料について全て国土交通省ホームページに掲載するとともに、詳細なデータについても道路IRサイト(http://www.mlit.go.jp/road/ir/)において公表しています。


国土交通省トップページ
国土交通省トップページ
道路局トップページ
道路局トップページ