景観に配慮した防護柵の設置について

 防護柵は、車両が路外に逸脱するのを防ぎ、乗員の傷害を防止・軽減する等のために設置される施設ですが、道路に沿って連続的に設置されることから道路景観を構成する要素の一つとなっています。

 これまで、防護柵は安全性確保の観点から、視認性の高い色彩や必要な性能をみたす構造・材料が用いられてきましたが、今後、21世紀に「美しい国づくり」を進め日本の魅力を高めていくためには、防護柵についても景観に配慮したものとしていくことが必要です。

 このため、学識経験者等からなる検討委員会を設置し、景観に配慮した防護柵設置の基本的考え方、地域特性に応じた景観配慮の考え方、景観に配慮した防護柵が満たすべき要件等を明らかにして、道路管理者が景観に配慮した防護柵を設置、更新、修景する際のガイドラインを策定することとしました。

検討の進め方
フロー図

「景観に配慮した防護柵推進検討委員会]設置について

ガイドラインの策定に向け、具体的な検討を行うため、学識経験者等からなる検討委員会を設置しました。
記者発表

検討委員会 委員名簿
委員長 天野 光一 日本大学理工学部社会交通工学科教授
委 員 佐々木 葉 早稲田大学理工学部社会環境工学科教授
 〃 吉田 愼悟 色彩計画家
 〃 吉岡 耀子 (株)JAF MATE社編集長
 〃 三井田康記 特定非営利活動法人(NPO)さんが俥座理事長
 〃 松本 道湛
(前任:綿 勝雄)
鋼製防護柵協会技術委員会委員長
 〃 川畑 耕一 (社)セメント協会 コンクリート普及専門委員会委員長代行
 〃 弘永 眞人 (社)日本アルミニウム協会土木製品開発委員会委員長
 〃 今村 浩人 (財)林業科学技術振興所理事
 〃 藤田 保雄 福島県土木部道路領域道路企画グループ参事
 〃 萩原 松博 東京都建設局道路管理部安全施設課長
 〃 栗原 廣行 広島市道路交通局道路部整備担当部長
国土交通省 中島 威夫 国土交通省道路局国道・防災課長
  〃 森永 教夫 国土交通省道路局地方道・環境課長
  〃 大西 博文 国土交通省国土技術政策総合研究所道路研究部長
  〃 三浦 真紀 国土交通省道路局地方道・環境課道路交通安全企画官
  〃 森   望 国土交通省国土技術政策総合研究所
     道路研究部道路空間高度化研究室長
オブザーバー 各地方整備局、北海道開発局、沖縄総合事務局
  〃 日本道路公団、首都高速道路公団、阪神高速道路公団、本州四国連絡橋公団
(敬称略)

検討委員会 開催スケジュール・検討内容
委員会 開催日 審議内容 資料 議事概要
事前検討   道路管理者、メーカー等へのヒアリング、
 事例調査等
   
第1回 平成15年
5月16日
景観に配慮した防護柵設置の基本的考え方
地域特性に応じた景観配慮の考え方
資料 議事概要
   
 モデル地区において検討
   
第2回

平成15年
6月30日

防護柵の安全性について(報告)
モデル地区等の防護柵の整備に関する
 調査について(報告)
ガイドライン骨子(案)について

資料 議事概要
第3回 平成15年
8月1日
ガイドライン素案検討 資料 議事概要
第4回 平成15年
9月2日
ガイドライン(案)とりまとめ 資料 議事概要
  平成15年
10月14日
ガイドライン(案)の策定及びパブリックコメントの募集について
   



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