| | 1)コスト縮減
電力・通信分野の自由化の進展等に伴い厳しさを増す電線管理者の経営環境、国・地方公共団体の財政事情の悪化などに対応するため、無電柱化のコストを縮減することが急務である。そのため、さらなる簡便でコスト縮減が可能な無電柱化の手法として以下の方針で実施するものとする。
| (1) |
同時施工 都市部のバイパス事業、拡幅事業、街路事業、土地区画整理事業、市街地再開発事業、バリアフリー化事業に併せて、電線共同溝等を原則同時施工するものとする。その際には、計画のなるべく早い段階から調整を行い円滑な事業実施を図るものとする。 |
| (2) |
浅層埋設方式の導入 従来よりコンパクトで簡便な浅層埋設方式を標準化するものとし、掘削埋め戻し土量の削減等により概ね2割のコスト縮減を目標とする。 |
| (3) |
既存ストックの有効活用 既設の地中管路について、管路所有者と協議の上可能で有れば、電線共同溝等の一部として活用するものとする。 |
| (4) |
地中化以外の無電柱化手法の導入 非幹線道路を中心に、軒下配線・裏配線等の手法も導入し、無電柱化するものとする。 |
|
| | 2)整備手法
| (1) |
電線共同溝方式 以下のa)、b)のいずれかに該当する道路については、電線共同溝方式による整備を基本とするものとする。 |
| |
a)幹線道路
・商業地域、オフィス街、駅周辺、住居地域の幹線道路
・地域防災計画に位置づけられている都市部の緊急輸送路等
b)以下の地区内の幹線道路及び主要な非幹線道路
| ・ | くらしのみちゾーン |
| ・ | 重要伝統的建造物群保存地区、歴史的風土保存区域、第一種歴史的風土保存地区及び第二種歴史的風土保存地区 |
| ・ | バリアフリー重点整備地区(特定経路) |
| ・ | 既成市街地等で都市計画決定された土地区画整理事業・市街地再開発事業地区 |
| ・ | 特に防災上、整備の緊急性が高い密集市街地 |
|
| (2) |
電線共同溝方式以外の無電柱化手法 自治体管路方式、単独地中化方式等の地中化手法、あるいは裏配線、軒下配線等の地中化以外の無電柱化手法も活用して整備するものとする。 |
| |
なお、土地区画整理事業や宅地開発事業などにおいて、まちづくりの計画段階から共同して計画を行い、主要な道路においては、裏配線などにより当初から電線や電柱がない環境を実現する手法も活用するものとする。 |
|
|
| | 3)整備を進めるにあたっての体制
| (1) |
全国10ブロック毎の道路管理者、電線管理者、地方公共団体等関係者からなる無電柱化協議会において、構成員の意見を十分反映した協議により、推進計画を策定し計画的に推進するとともに、定期的に同協議会を開催し円滑な推進に努めるものとする。 |
| (2) |
同協議会においては、都道府県単位などの地方部会の意見を反映するものとする。 |
| (3) |
具体の無電柱化箇所における事業実施に関しては、道路管理者、電線管理者、地元関係者の各々が果たすべき役割と責任を踏まえ、連絡会議の設置等により円滑に推進するものとする。 |
|