こどもたち歩行者・自転車優先のみちづくりホームページ

さいたま市浦和区
 JR浦和駅東口地区(JRうらわえきひがしぐち)


所在地

対象地区

施策の種類

提案者(代表)

埼玉県さいたま市
浦和区

JR浦和駅東口地区

くらしのみちゾーン

NPO法人 さいたま都市まちづくり協議会

取り組みの概要
 くらしのみちゾーンでは、駅前の市街地再開発(パルコや公共床)、JR高架化、都市計画道路田島大牧線の拡幅整備、ならびに市街地の高度化などの進捗と影響を考慮しながら、道路上へのマーキングやゾーンとしての意思表示となるサインの設置等の交通安全施設の整備を行い、交通環境の改善を行う。同時に、電柱や立看板・段差解消板等の障害物の除去についての方法を検討し、できるところから、障害の除去を目指す。
 また、対象地区内の路線の半数を占める2項道路について、将来4M化したときに、沿道に実質的な歩道や溜り、通り抜けの歩行者動線が柔軟に確保されるよう様々な方策をまちづくりとして考えていく。
 さらに少子高齢社会の到来に伴うコンパクトシテイ化や公共交通利用促進の流れに併せた、都市計画道路や生活道路の適正な道路使用方法のあり方についても理解を深めていく。
  • 取組実施組織・団体
    • 浦和駅前3つの商店街、3つの自治会、NPO法人で組織する略称「くらしのみちゾーン等検討会」(以降略称で記載)
    • 協力:さいたま市、商工会議所、学識経験者など
  • 社会実験の有無
    • 場所を特定できないが、インフラ整備終了後に、オープンカフェ等の社会実験を行いたい希望あり。
  • 取り組み地域の課題
    • 現在、駅前再開発、JR高架、都市計画田島大牧線の拡幅の3大インフラ整備が進みつつあり、今後通過交通の増加や車の流入による交通渋滞、枝道や歩道への車の進入により、歩行者(特に高齢者、子供、障害者等)や自転車の「安全」が脅かされ「環境」の悪化が懸念される。
    • 歩行者や自転車が駆逐され商店街の客足が遠のき、「街の賑わい」が消えてしまう恐れがある。
    • 道路だけでは解決できない市街地整備、商店街活性化、中心市街地活性化の問題が複雑に絡み合っていて、複合的な施策を必要な時期に効果的に手当てしていくことが望まれる。「くらしのみちゾーン等検討会」をまちづくり全般を対象にした組織に改変して取り組んでいくことを構想中。
    • 生活道路の路線の半数は幅員4M未満未整備の2項道路である。
  • 取り組み内容
    • 通過交通の流入抑制のためのサイン設置、出会いがしら接触防止のためのマーキングやランブルストリップの設置、商店街での歩行者天国の実施(前地通りで年1回既に実施)の拡大(将来時点)を構想。
    • 電柱移設や立て看板・段差解消板撤去とバリアフリー化(将来時点)。
    • 2項道路沿道の土地利用の誘導による溜り場所の創出や道路との一体整備に向けた啓発活動(パンフ配布)。
    • 分散した民間駐輪場の活用に向けた啓発活動(パンフ配布)。
  • 実施体制と活動内容
    • NPO法人さいたま都市まちづくり協議会が中心となり事務局の任に当たり、平成15年度「くらしのみちゾーン等研究会」、平成16年度以降「くらしのみちゾーン等検討会」が主催する会議等で、模型製作や先進地代表視察、問題点の調査検討・障害者や学校等のヒアリング結果資料作成等を通し、行政、外郭団体、学識経験者等も加わってまちづくりの方向性や、みちづくりについての意見交換、問題指摘、議論検討を重ねてきている。
    • 現在、まちづくり、みちづくりの2つのパンフを作成し、対象地区居住者を始め、障害者団体、学校関係者、地区外地権者までを含み広範囲な啓発活動(パンフの配布)を実施中。
    • 自治会役員等を中心にまちづくりの問題点やみちづくりについての方向性を合意形成するための説明会を実施中。
  • 取り組みの熟度
    • 当初、平成20年度に3大インフラ整備事業が完了する予定だったが、平成19年度、駅前再開発事業に伴う大型商業施設のオープンが見込まれるものの、JR高架化と都市計画道路田島大牧線の拡幅が平成24年度に遅れることとなった。その2段階に亘る影響を考慮して、「くらしのみち等検討会」では、まず、くらしのみちとして、最低限危険防止のための仕掛けを地区の一部で行うことを検討するとともに、その後、市街地の高度化の状況も勘案しながら、まちづくり全体の中でのみちづくりの施策と事業内容を再検討することでほぼ認識が一致してきている。
    • 現在、その背景や状況説明を含め自治会主催の地元説明会においてNPO法人とさいたま市市街地整備課が行い、まちづくりの問題点に対する解決方策やみちづくりについてのあるべき姿と当面実行可能と考えられる整備内容について、合意形成を図っているところである。
    • 今年度中に合意形成を図り、くらしのみちとして当面行う整備内容を確定し、行政による事業化に移行したい。
  • スケジュール
    • 実施計画策定:平成15年度〜平成19年度
    • 着手・実施:平成20年度〜平成21年度
    • 「くらしのみち等検討会」を仮称「浦和駅東口まちづくり検討会」へ組織改変 :平成20年度
対象地区の位置
取り組みのイメージ
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