1.道路案内標識の歴史
 
 道路案内標識の原型は、江戸時代に設置された「一里塚」であると言われています。
 その後、明治に入り警視庁により「制札制文例」が施行されました。これは東京府下の地域に限定されるものでしたが、現在の「標識令」の原型とも言われています。
 大正に入ると「道路法」の施行に伴い、道路標識(当時は、道路方向標と呼ばれていた)が初めて体系的に整備されました。
 戦後に入り様式の改良を経て、昭和35年に現在の「道路標識、区画線及び道路標示に関する命令」(標識令)が施行されました。その後も国連標識の反映や、わかりやすさの観点から様々な改良・改正が行われ、現在の「道路案内標識」となっています。
   
   

 
 
2.道路案内標識の概要
 
  道路標識には、大きく分けて案内標識、警戒標識、規制標識、指示標識の4種類があります。本検討会においては、案内標識(道路案内標識)について、議論・検討を行う予定です。
 道路案内標識については、従来のいわゆる「青い案内標識」の他、近年では歩行者に対する案内標識を充実したり、日本国内における路線番号化(ポインタープロジェクト)などの新しい道路案内標識についても、整備を推進しています。
 



 
 
@国土交通省、都道府県、市町村など道路管理者が設置
A主に都道府県公安委員会が設置
 
 

 
 
 
3.道路案内標識への意見
 
 道路案内標識に対する道路利用者の意見については、標識BOXや各管理者の窓口において受付けています。
 これらの意見は、道路案内標識を整備・管理する上で、非常に重要なものとなっています。