【第1回研究会議事概要】
第1回研究会において各委員から出された意見は以下のとおり。
- 有料道路制度の目的について、引き続き早期整備という側面を重視するのか、既存の道路の有効利用という側面を重視するのか、それによって今後の有料道路制度についての考え方が変わるのではないか。
- これから整備される有料道路に関する議論として、代替路線要件を必ずしも必要としないことを考えるべきではないか。
- 有料道路における合併施行方式が必要なものと認められているのであれば、有料道路整備に国費投入はあってもいいのではないか。さらに地方費負担もあってもいいのではないか。
- 並行する一般道路が渋滞していない等により有料道路を利用しないといった例があるが、今後はこのように十分な利用が見込みにくい有料道路はつくらないこととすべきではないか。
- 料金設定に関して償還主義、公正妥当主義、便益主義という料金決定の3原則のうちの何かをはずすということも視野に入れるべきではないか。
- 管理コスト縮減のために多様な料金徴収方法を考えるべきではないか。
- 公団が民営化された後も料金認可制度を残すべきか、料金に関する国の監督権をどうすべきかを考える必要があるのではないか。
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