【第4回研究会議事概要】

第4回研究会において各委員から出された主な意見は以下のとおり。

  • 受益実感に合致した料金と混雑時の割増料金は必ずしも矛盾するものではない。例えば、首都高速道路で渋滞が始まる時間帯(午前6時くらい)から料金を割高に設定しておくなど、常にスムーズな運行を確保することができれば、混雑時の割増料金も受益実感に合った料金と言えるのではないか。

  • スムーズに走れるから高い料金を払っても受益実感があると言えるのか。
    割増料金になって交通量が減るということは受益実感がないから利用をやめたという人がいるからではないのか。そういう意味でやはり矛盾するという側面もあるのではないか。

  • 無料道路との均衡点となる料金を設定すれば異なる選択肢を与えていることにならないのではないか。

  • 現行の維持管理有料制は償還主義を前提とした有料道路において償還終了後に維持管理費用を賄うための有料制度であり、負債を持ちつづけることによる永久有料とは別のものとして考えるべきではないか。

  • 理論的には借入金を返済しないで持ち続けるというスキームが否定されるものではないが、閣議決定された特殊法人等整理合理化計画において、道路の公物としての性格や諸外国においても最終的には国に帰属している例等にも鑑み、民営化に当たっても償還主義を前提とすることが決定されている。

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