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5.結び

本提言は、本委員会の審議結果および委員会のホームページに寄せられた意見を基に、道路工事の縮減に対して道路利用者の視点に立った施策の提案を行ったものである。

本提言に基づき、既に検討の熟度が高まっており短期的に取り組むことが可能な施策については、道路利用者や沿道住民の協力を得ながら、平成15 年度内にも施策に取り組み、効果を検証すべきである。

また、その他の施策についても、平成15 年度内に検討を行い、平成16 年度以降の早期の実施を期待する。

国土交通省ではアウトカム指標を設定し、路上工事時間を平成19 年度までに現在の数値から約2割削減するとの目標を掲げている。国土交通省、警察庁および関係機関においては、より一層の連携を図り、本提言で示した方向性に基づき、目標の達成を図るとともに、道路工事による交通渋滞の影響を分かり易く計測・評価できる指標の導入等を通じて、道路利用者とのコミュニケーションを促進することにより、道路工事の実状と縮減への取組みに対する理解を得るよう努めていただきたい。

なお、本委員会では一般道路で行われる道路工事を対象に検討を行ったが、高速道路で行われる道路工事についても、この提言の中の適用できる部分を参考に、改善の検討を進めていただきたい。

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