国土交通省総合政策局国際物流課では、インドネシアにおけるRORO船を活用した海上物流システム近代化に係る実証事業を実施し、得られたノウハウの蓄積・普及を図るため、報告書をとりまとめました。

〇　インドネシアは世界最大の島嶼国であり、同国における海上物流は、今後の持続的な経済発展の基盤の一つです。ジョコ政権は「海洋国家構想」を発表し、海上インフラの優先的構築、海洋ルートにおける連結性向上を強化することにより、ジャワ島と各島間における地域格差の是正を図ることとしており、今後、国内主要港湾を結ぶ効率的な海上物流ネットワークを構築することとしています。

〇　国土交通省総合政策局国際物流課では、ジャワ島（ジャカルタ）とカリマンタン島（バリクパパン）間の国内航路において、これまで同国の海上物流において普及していないＲＯＲＯ船を活用した効率的な海陸一貫輸送システム構築の実現に向けたパイロット事業を実施しました。

〇　ジャカルタ市近郊から出荷される東カリマンタン州向け国内貨物を海上コンテナに詰め、タンジュンプリオク港からバリクパパン港を運行するRORO船にオンシャーシで船積みするトライアル輸送を実施し、実証を通じて得られた課題や対応策等について実践的なノウハウの蓄積・普及を図るため、別添のとおり報告書をとりまとめました。

【添付資料】
・インドネシアにおけるRORO船を活用した海上物流システム近代化に係る実証事業報告書