事例
No.17既存駐車場の有効活用(京都府京都市:文化観光ゾーン)
ポイント
・休日は低利用の駐車場を活用し、その駐車場と目的地の間は地下鉄で移動してもらうパーク&レールライド(P&RR)を実験。
渋滞の状況と対策のねらい
実施内容(試行内容)
休日交通施策
交通実験の概要
・岡崎地区交通実験の概要は、以下のとおり。
実験日時 |
平成10年11月22日(日)、23日(祝)午前10時〜午後4時頃 |
実施主体 |
岡崎地区交通実験実行委員会(建設省近畿地方建設局、京都府警、京都市) |
実験の目的 |
・観光シーズンにおける岡崎地区の渋滞緩和と交通環境改善 ・休日は利用の少ない御池地下駐車場の有効活用 ・ドライバーの市営地下鉄東西線およびバスへの利用手段の転換 ・御池地下街および都心部の活性化 ・観光客の利便性向上 |
実験の概要 |
・調査員が岡崎公園駐車場の駐車待ち車両、周辺の路上駐車車両、うろつき車両を対象に、御池地下駐車場への案内ビラおよび交通実験に関するアンケートを配布し、これらの車両を御池地下駐車場へ誘導。 ・御池地下駐車場の入庫ゲートで案内ビラを提示した車両に対して、駐車場1時間利用券と地下鉄最寄り駅付近の案内マップを配布。 ・御池地下駐車場から地下鉄最寄り駅まで歩いてもらい、地下鉄東西線を利用して岡崎地区に移動してもらう。 |
事業費 |
事業費は全体で800万円。うち、建設省と京都市が1/2ずつを負担。 |
工夫した点・苦労した点
(1)実験データの分析による多様な実施効果の検証
(2)事前のPR
・事前のPRを行うと、御池地下駐車場の1時間利用券を目的に、岡崎地区周辺へマイカーが集中し、新たな交通渋滞を招く危険性があるため、事前のPRは行っていない。
対策の実施効果
関係機関
京都府京都市都市計画局都市企画部交通政策課(075-222-3483)
http://www.city.kyoto.jp/