事例
No.7大規模駐車場と専用レーン
(新潟県妙高高原町:大かやば焼)
ポイント
・地元観光関連事業者・住民が参加するイベントで、パーク&バスライド(P&BR)実施も自主的に協力。
渋滞の状況と対策のねらい
・妙高高原町はスキー場を持つ池の平温泉、赤倉温泉等があり、関東、新潟県内、関西から毎年約
300万人が訪れる。・
5月に開催される大かやば焼には、町外から多くの観光客が訪れ国道18号線から会場までの県道約2kmが渋滞した。設置した臨時駐車場から会場まで徒歩10分かかり、来場者から不満の声があがっていた。・会場までの道路渋滞緩和と駐車場からの移動の利便性を確保するために、マイカーの進入禁止と一方通行規制、駐車場からシャトルバスの運行を実施。
実施内容(試行内容)
・メイン会場に面する道路約
500mは、艸原祭大かやば焼当日の16時〜21時はマイカー進入禁止。・池の平温泉スキー場の駐車場を臨時駐車場とし、そこからメイン会場
(上記道路)までシャトルバスを運行。県道から駐車場に進入する道路はシャトルバス専用レーンとマイカー専用レーンに区分。実施期間 |
5月第三土曜日(艸原祭大かやば焼) 午後4時〜午後9時 |
〃 主体 |
妙高高原観光協会 |
〃 体制 |
臨時駐車場:10名(案内、指導員等) 交通整理:警察、一般 合計60名 |
バス営業主体 |
町内の宿泊業者 |
〃 運行時間 |
午後4時〜午後9時 |
〃 運行台数 |
5台 |
駐車場規模 |
1,000台(1.54ha) |
〃 確保 |
池の平温泉スキー場駐車場を無償で借り上げ |
P&BR利用料金 |
バス、 駐車場:無料 |
費用 |
現場費用はシャトルバスのガソリン代程度 イベント費用(パンフレット、チラシ等含む)1,150〜1,200万円 |
費用負担 |
観光協会、妙高高原町が中心となった実行委員会、その他寄付金で賄う |
工夫した点・苦労した点
(1)町内関係者の自主的参加
・シャトルバスは宿泊業者が車両を提供。バス運行、交通整理・誘導は、すべて宿泊・観光関連業者、町民の無償ボランティアにより実施されている。
・艸原祭の開催により町の一体感が醸成され、これらの取り組みは町内関係者の自主的参加が中心となっている。
(2)専用レーンの設置
・県道から駐車場に進入する道路は狭隘であるが、シャトルバス専用レーンとマイカー専用レーンに分け、シャトルバスがスムーズに運行できるよう配慮している。
(3)交通規制実施の事前アナウンス
・メイン会場に面する道路を交通規制するため、事前に宿泊施設から観光客にその旨を連絡するようにしている。
・現状では、連絡が行き渡らず、宿泊客に迷惑をかけることもある。
関係機関
新潟県妙高高原観光協会(0255-86-3911)
新潟県妙高高原町観光課(0255-86-4000)
http://www.myoko-kogen.or.jp/