国土交通省
 国土交通省独立行政法人評価委員会
 鉄道建設・運輸施設整備支援機構分科会(第5回)議事要旨

ラインBack to Home

 

  1. 日時
     平成16年8月3日(火)13:30〜16:30

  2. 場所
     中央合同庁舎3号館 国土交通省4階特別会議室

  3. 出席者(五十音順、敬称略)
     上田 孝行、加藤 俊平、福井 康子、正田 英介、森地 茂

  4. 議事
    • 平成15年度業務実績評価

  5. 議事概要
    • 平成15年度業務実績評価

      委員からの主な質問及び意見は以下のとおり。

      • 総務、経理等の共通管理部門の統合及び技術レベルの維持について
        • 共通管理部門を統合し、効率的な業務運営を行うこととしていることは理解、評価できる。今後、事業費と人員削減の中で適切な鉄道建設等の技術レベルを組織としてどう維持していくかについての考えをお伺いしたい。

      • 外部有識者による委員会等の設置体制等について
        • 内部の委員会や外部有識者による委員会の設置等体制は整備されていると評価するが、特別顧問会議も含めたそれぞれの具体のミッション、連携の仕方、更に業務運営へのフィードバック等についてお伺いしたい。

      • 人事評価制度のあり方について
        • 人事システムは組織体制と同様早急に手がけるべきことと考える。その中で人事評価制度のあり方についての検討状況、見通し等についてお伺いしたい。

      • 鉄道建設コストの縮減について
        • 鉄道建設コスト縮減は独法化に当たっての大きな使命であり、工法の工夫など様々なコスト削減努力が行われていることは評価できる。今後、業務量との関係においてトータルとしてのコスト削減をどう達成していくのか見通しをお聞きしたい。

      • 外部委託の推進について
        • 定型的な業務等については外部委託を推進していくとの方針は評価するが、外部委託については単なる量的拡大だけではなく、適正な委託についての考え方、基準のようなものが必要と考えるが、方針等をお聞きしたい。

      • 船舶共有建造業務等について
        • 船舶共有建造は鉄道建設と並んで主要業務のひとつである。また、船舶債権回収業務についてはリスケジュール計画の策定等機構あげての効率的、効果的な取り組みが行われていることは評価するが、なお、多額の未収金残高があり、15年度においても年度計画以上の未収金が発生するなど依然厳しい状況にあると考えられる。中期目標との関係では問題ないとのことであるが、中期的展望の中での未収金回収の見通しについてお伺いしたい。

      • 工事関係事故防止の推進について
        • 重大事故ゼロを目指して業務運営を行うことは当然と考えられる。更なる事故率の低減に向けての努力を期待する。今後、評価に当たっての参考となる建設キロ当たり、労働時間当たり等の事故率について、年次経過を示すなど資料の提供を検討する必要があると考えられる。

      • 船舶建造分野の技術力の活用について
        • 技術支援業務は機構にとって統合のメリットであり、総合力が発揮できる分野と考えられる。船舶について、一貫した技術支援体制は評価するが、具体の方法等について詳しい説明をお願いしたい。

      • 土地処分の円滑な実施について
        • 土地処分が困難であることの事情は理解する。機構としての取り組みには限界はあるとは思われるが、新しい考え方や処分方法について、今後の見通しについてお伺いしたい。

       

      • 技術力の維持について
        • 鉄道建設、船舶建造等の技術力の維持について、組織的に取り組んでいることは評価できる。今後、事業量及び事業の内容等の変化も見極めつつ技術力の維持について更なる努力に期待したい。

ライン
All Rights Reserved, Copyright (C) 2004, Ministry of Land, Infrastructure and Transport