.今後の都市交通・市街地整備を考える上での課題
- 継続的な都市化の進展によって、我が国の都市は低密度の市街地が薄く広がる拡散型 都市構造となっており、長距離通勤などの弊害の要因
- 地球温暖化問題などに対応した持続可能な都市づくりが必要
- 少子高齢化、人口減少に対応した交通基盤や居住環境の整備が必要
- 新たな社会資本整備投資額の減少に対応して、投資の重点化・効率化が必要
.都市交通・市街地整備の方向
- 目指すべき都市像、市街地像は、都市毎に市民合意のもとに共有されるもの
- コンパクトな市街地を目標として、今後の都市交通・市街地整備のあり方を提案
.都市交通のあり方とその推進方策
- 都市内道路の機能分化
- 都市内道路を自動車交通を円滑に流すための道路(トラフィック機能重視道路)と沿道の建物等への出入り等の機能を重視する道路(アクセス機能重視道路)に区分して、効果的に計画、整備、管理
- トラフィック機能重視道路については、路上の駐停車排除を徹底
- 駐車場政策を民間による量の供給から、道路網計画に合わせた配置等の合理化に展開
- 道路交通対策の施策領域の拡大
- 都市内道路整備の一環として公共交通の導入空間を整備
- 道路交通処理上のボトルネックとなっている踏切対策の充実、多様化
- 交通結節点における駅前広場整備などの多様化と歩行者ネットワークの整備
- 計画・事業の進め方の改編
- 都市計画道路の見直し
- 都市計画道路の整備プログラムの策定と事業の短期化
.市街地整備のあり方とその推進方策
- 従来の既成市街地の整備手法の課題
- 既成市街地において土地利用密度を高めることや細分化された敷地等を統合するために広範な事業展開を可能とする新たな市街地整備手法が必要
- 今後の既成市街地の整備方針
- 優先度の高い都市整備上の課題に対応する事業を除いて、行政は民間施行に対する支援条件を提示することによって、民間による事業の立ち上げを促進
- 民間が施行可能な事業領域を拡大し、民間のノウハウ、資金力、機動性を最大限活用
- 既成市街地整備の推進方策
- 民間施行の市街地整備事業の推進のため、行政は資金助成と規制緩和を総合的に実施・都心地区や拠点駅周辺地区の開発潜在能力高い地区及び木造密集市街地などの開発潜在能力の相対的に低い地区に応じた新たな市街地整備手法の提案
「便利で快適な都市交通の実現と良好な市街地整備は、いかにあるべきか」中間とりまとめ
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