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 国土審議会第4回圏域部会議事概要
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  1. 日時
     平成18年1月18日(水)13:00〜15:00

  2. 場所
     グランドアーク半蔵門 4階 富士東の間

  3. 出席委員(敬称略)
     中村(英)部会長、石原部会長代理、川勝委員、見城委員、佐藤委員、関川委員、中村(胤)委員、平野委員、御厨委員、山岸委員(計10名)

  4. 議事概要
    (1)開会
    (2)議題 
    1 広域地方計画区域についての住民アンケート調査結果について(報告)
    2 広域地方計画区域を設定する目的、原則、視点及びそれに基づく区域に係る論点について
    3 その他
     
    (3)閉会

     

  5. 主な発言内容(順不同)

    (住民へのアンケートについて)

    • 住民へのアンケートは住民の日常感覚がよく出ているのではないか。判断の一つの根拠になると思う。
    • 住民へのアンケート結果はおおむね予想通りだった。ただし、中国と四国をつなぐ意見が出ていないことが予想外。本四架橋が余り意識されていないということかもしれない。
    • アンケートによれば新潟は、特定の他県と結びついていないという見方もできるのではないか。
    • 住民の考える圏域の範囲は比較的狭いと感じた。
    • アンケートを見る限りでは、長野と新潟は、特定の都府県と強い接点はない。少なくとも新潟は北陸にも入りにくいという印象。
    • 例えば群馬であれば、高速道路等で新潟や茨城の港とつながったときに海とつながったような印象を受けた。また、同じ都府県内でも地域によって他の都府県との連携について意識の差があるのではないか。

    (道州制との関係について)

    • 道州制との関係について、地方制度調査会の提出した案と比較すると、悩んでいるところは一緒という印象。広域地方計画の圏域と道州制は関係ないとは言うが、全く関係ないとまで言えるのか。いずれ道州制により圏域を見直しというのなら道州制の議論に配慮することが必要ではないか。
    • 道州制については、国の統治構造にも関わるため、あらゆる要素を勘案すべきであり、なお時間がかかるのではないか。広域地方計画については圏域の人口やGDP、財政についてはあまり重視しなくてもよいのではないかと思う。物流や人の交流で、どのような形を望んでいるのかが重要なのではないか。

    (圏域設定を設定する目的、原則、視点について)

    • 人口やGDPの基準が低すぎるのではないか。シンガポールの規模でよいのか。
    • 人口、GDPとインフラ整備状況に応じた基準が必要ではないか。
    • 現在の人口で基準を示しているが、少子高齢化等を踏まえ圏域の考え方はどう変わるのか。
    • 400万人等の基準はミニマムであり、平均ではない。北陸、四国という圏域の可能性を考えると、このような数字になるのではないか。

    (圏域の大きさについて)

    • 医療等生活の観点からみれば圏域は小さい方がよいのだろうが、国際競争力の観点を踏まえるとすれば、それらの小さな圏域をいくつかまとめて、より広く設定するという考え方はできないか。
    • 圏域を設定することについて、圏域全体の発展を重視するのか、それともその圏域内の都府県での発展を考えるのか。また、広域的な取り組みについて、既存の枠組みとあるべき枠組みのどちらを重視するのか。
    • ブロックの計画について国が全地域の計画を立てるのは困難だが、一方で都府県の中で計画を策定しても、より広域的なサービスの需要に対し対応できない。個々の都府県より広域的な利益になるように計画を策定するということではないか。
    • 本四架橋ができても、四国から実際に山陰方向に行くことは少なく、東京方面や福岡方面に行くことが多い。そういった現状を重視して検討するのか、それともよりあるべき姿について検討するのか。

    (圏域の設定について)

    • 住民アンケートを見ると、北東北3県や四国4県は非常に意識が高く、これらの大きさで圏域を設定するのか、さらに大括りに東北や中四国を設定するのかを、考えるべきではないか。
    • 住民意識をとらえつつ、国としても新たな視点から圏域を設定するとすれば、日本海と太平洋の両方の海にまたがって圏域を設定する必要があるのではないか。アジアに向かって開いていく際に、日本海側だけではなく太平洋側も一緒にやっていくべきではないか。
    • 資料4−1の6つ(東北、首都圏、中部・北陸、近畿圏、中・四国、九州)の固まりが基本だと思う。整備局とのまとまりとも概ね合う。論点は北陸と四国を別にするかどうか。中四国は三海二山を一体として考えるべきではないか。一方北陸は東海と自然条件が大きく違う。国民の安全を確保するインフラを整備する上で北陸という圏域も必要ではないか。
    • 新潟は雪害等で孤立しかねず、そのときにどうするのか。そのために北陸地整があるのではないか。地方支分部局と大きく乖離しないという点も踏まえるべきだと思う。
    • 新潟や大分をどうするかという議論が必要。
    • 新潟、長野をどう取り扱うのか、首都圏をどう分けるか、北陸と中部をどうするのか。以上三点について、どのような理由で分けるのか、そのあたりに議論の対象を絞っていけば、圏域が決まるのではないか。
    • 北陸地整はなぜ新潟・富山・石川のまとまりなのか。また、中国・四国の地整を一つにするという考えはあるのか。
    • 中四国と一体とした地方支分部局に農政局があるが、なぜ一体となっているのか。

     

    (速報のため、事後修正の可能性があります)


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