- 日時
平成20年2月13日(水)17:00〜18:00
- 場所
グランドプリンスホテル赤坂
- 出席委員(敬称略)
岡村会長、近藤、杉浦、中谷、野田、細田、保岡、大石、大江、鈴木、吉村、岩崎、植本、大西、神尾、川勝、清原、小谷部、崎田、生源寺、神野、千野、津村、藤原、御厨、森地、矢田
- 議事(概要)
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開会 |
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(2) |
議題 |
国土形成計画(全国計画)(案)について |
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議題 |
国土利用計画(全国計画)(案)について |
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議題 |
その他 |
(3) |
閉会 |
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- 議事及び主な発言内容
(1)議題
国土形成計画(全国計画)(案)について
(事務局から説明。その後、意見交換及び質疑)
- これだけしっかりとまとめるのは大変だったと思われる。
- これからは、環境をテーマにした国土形成を主流に考えていくべき。計画の運用は難しいが、一番大事なこと。東アジアという大きな広域での活動の中、より積極的、広範囲に、計画を前向きに広げていくことが大切。
- 計画案に賛成であり、是非、これを成案としていただくことを期待したい。
- 持続可能な地域の形成について、地方都市をターゲットにした活性化施策を考えていくべき。意欲的な地域を国が集中的に支援し、モデルを作り、他地域に伝播していくような方策の進展を期待する。
- 中小都市のさらにその先に、離島、山村、過疎がある。人間が住まないということが国土の崩壊につながるという深刻な状況にある。計画の運用において、更なる深掘りが必要。
- 長い審議の下、これだけの将来像がしっかりとまとめられ、今後、これを着実に実行していくことが、これからの日本における持続可能な社会の実現に重要。
- 運用に際して、低炭素型社会、循環型社会、生物多様性社会の実現のために、技術と暮らしをつなぎ、相乗効果をあげるべき。
- 国民全体で社会を考えていく気運が重要であり、「新たな公」を起こしていくための市民参画や様々な取組に期待。
- 計画案を作る過程において、国民、市民の声を聴き、案についても、パブリックコメントや都道府県等へのヒアリングがなされるなど、参加が強調された取組がなされたと認識。
- 「国土の国民的経営」という表現がなされており、国土の美しさ、安全を確保する上で、環境の観点からも、このキーワードは意義深い。「新たな公」として、担い手についても、積極的な提示がなされた。そのような取組のモデル事例を共有するシステム、先駆的、広範に援用できる事例について、情報共有と実行の連携ができるような運用が望ましい。
- 広域地方計画は、国の地方支分部局、自治体、経済界が議論しながら、ボトムアップ的に草案を地元で作るという、新しい風だと感じている。その実行をしっかりと進めるために、10年間、多数の主体が、同じテーブルで議論をしていく場の継続が大切である。
- 広域地方計画について、「新たな公」の担い手となる、とりわけ、生活者の参画を促し、計画を共に推進することとなるようにすべき。
- アジアを意識して日本をどうするのかという観点が明確に提示されたことを評価する。さらに、「海に開かれた」という姿勢を明確にしていくべき。
- 広域地方計画において大切なのは、日本海側のポテンシャルをいかに上げていくかということ。日本海側と太平洋側をどう結び付けるのか、今後10年において、中・四国、中部・北陸の連携が極めて重要。
- 長期間にわたり、沢山の議論を経て、良いものができたと考える。
- 持続可能な国土を作っていくために、「国土の国民的経営」や「新たな公」を強調されたことを評価する。
- 縦割りになっている現場において、総合行政を進め、「新たな公」が実際に機能するような社会的システムや制度的環境整備に取り組む必要がある。
- 東アジアを視野に入れたことは画期的と考えるが、現実の意識としては、まだまだ内向きの感がある。このため、少なくともサマリーを英訳し、東アジアに配って意見交換をしたら良いのではないか。
- 国土形成計画(全国計画)(案)について概ね妥当とし、委員から提案がなされた計画の実施に当たっての留意事項を付すことを了承。
(2)議題
国土利用計画(全国計画)(案)について
(事務局から説明)
- 国土利用計画(全国計画)(案)について異議がないとすることを了承。
- 岡村会長より国土交通大臣へ両計画についての答申及び留意事項手交
- 冬柴国土交通大臣よりあいさつ(略)
(速報のため、事後修正の可能性があります。)


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