国土審議会東北地方開発特別委員会企画部会(第7回)
議事概要
- 新しい全国総合開発計画の策定状況、11月27日に開催された特別委員会での議論の概要等を事務局より報告し、今後の東北開発促進計画策定の具体的作業を進めるに当たっての議論を行った。
- 委員からの主な意見は以下のとおりである。
- 普通の人間の視点から、安心して子供を育てられる環境づくり、山や海などの自然の享受、世界と手を結ぶ東北など、東北の一般の人々が読んでもわかりやすい計画にしたい。
- 東北のグランドデザインをつくるべきである。日本のフロンティアとしての東北が何をやっていかないといけないかの議論をしっかりやってほしい。
- 今回の計画では、生活者の視点からの計画を策定すべきである。
- 計画策定に当たっては、要点を押さえ、絞り込んで重点的に提起すべきである。
- 21世紀のフロンティアとしての東北にふさわしい、豊かな自然とポテンシャルを活かした、従来の計画と基本的に異なる計画を策定すべきである。
- 温泉、釣り、生活の質などの東北らしいライフスタイルが、東北に多様な人が集まるキーとなる。
- プロジェクトの羅列ではなく、基本的な理念をはっきりさせることが重要である。
- 社会資本の集中的投資を進めることは国土の均衡ある発展を後退させることになるのではないか。
- 広域化の議論に当たっては、市町村合併のメリットとデメリットをはっきりさせて方向づけすべきだ。
- 高齢化と絡めて、生活圏域の再編について考えてほしい。
- 新たな東北開発促進計画の策定に向けたワーキンググループの設置について
- 新たな東北開発促進計画の策定作業を円滑に進めていくため、企画部会委員若干名と東北7県及び仙台市の企画担当課長、東北経済連合会及び北海道東北開発公庫の担当部長等からなるワーキンググループを設置し、今後の計画策定に向けた検討作業を進めることとされた。
問合せ先:国土庁地方振興局東北開発室 (課長補佐)中島、(係長)中川
(電話)03-5510-8060 (FAX)03-3580-7415