国土審議会東北地方開発特別委員会(第14回)
議事概要
- 内閣総理大臣から、国土審議会に「東北開発促進計画(第五次)(案)」の審議について諮問され、審議の結果、計画案はおおむね妥当である旨了承された。
- 委員からの主な意見は以下のとおりである。
- 東北において、今後の社会の前提となる小中学校でのコンピュータ教育などに積極的に取り組むべきである。
- ラダー型の地域構造はその通りだが、できあがるまでタイムラグがあり、東北縦貫道を中心にストロー現象がおこる可能性があり、地域に与える影響を勘案して取り組んでほしい。
- 東北では農業をさらに充実していく必要があり、しっかりと取り組むべきである。
- 人材育成が発展の鍵であり、コンピュータ教育については、国策として取り組むべき課題である。
- サブタイトルの自然共存型社会はよいが、観光についても施策の柱として大きく取り上げる必要がある。
- 津軽海峡横断道路について、全総では書き込まれなかったが、計画案にある津軽海峡を横断する新たな交通体系には橋も含まれているのか。
- 夢を持てる形で書かれているが、地方財政も直轄補助も難しいところであり、その部分については意見を交わしていくべきである。
- むつ小川原開発についてはその方向性を明確に示して行くべきではないか。
- 本計画については官民をあげてその具現化に向けて取り組んでいく必要がある。
- 自然共存型社会のフロンティアとしての方向を示しているが、表現がやや抽象的な面もあり、具現化に向けて英知を結集していく必要がある。
- なお、「東北開発促進計画(第五次)(案)」については、本年度内に閣議決定を行う予定である。
問合せ先:国土庁地方振興局東北開発室 (課長補佐)中島、(係長)藤原
(電話)03-5510-8060 (FAX)03-3580-7415