国土審議会九州地方開発特別委員会企画部会(第2回)
議事概要
企画部会では、新しい九州地方開発促進計画で取り上げるべき主要な課題・問題点を整理した骨子、「九州地方の開発・発展のための基本的方向」について議論をした。これについての主な意見は以下のとおりである。
- 基本理念の中で、森林等自然環境の保全をより明確に位置づけて欲しい。
- 農林業をはじめ観光産業、地場産業の活性化について、より深めた記述をすべきである。
- 人材の九州からの流出をくい止めるための受け皿の整備の必要性を明確に記述すべきである。
なお、本日の主要テーマの他に、空港や道路等の個別プロジェクトについて計画に位置づけるべきとの意見も出された。
九州地方の開発・発展のための基本的方向
魅力ある自然と豊かな自然が織りなす多様性のある地域が活発な交流を通じて一体となり、真に心の豊かさを実感できる自立した九州を実現すること。
- 地域連携による豊かな生活の実現
どこに住んでいても、多大の時間や費用をかけずに、高質な教育・文化、医療・福祉等のサービスや就労の機会を享受できる社会を実現
- 知識集約型の新産業の創造
技術革新を生み出し、多様な産業が立地して他の集積に依存しない自立した九州地方
- 安全で安心な誇りの持てる地域社会の実現
九州地方は、自然災害を受けやすい地域
住んでいる地域に誇りの持てる魅力的な地域づくりを推進
- 九州・アジア国際交流圏の形成
東アジアと九州との交流は質・量共に飛躍的な伸びを見せているが、東京、大阪だけでなく、ポテンシャルを持った九州地方において、国際交流基盤の整備を図る必要
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