国土審議会九州地方開発特別委員会企画部会(第3回)
議事概要


平成8年12月13日
於;東京    

 企画部会においては、新しい九州地方開発促進計画で取り上げるべき主要な課題を整理した「九州地方の開発・発展の基本的方向」について議論をした。
 これについての主な意見は以下のとおりである。

  1.  全般的に九州域内の話が中心となっているので、例えば、他地域と連なる国土軸の形成をどのように図っていくかなど、域外との連携についても書き込むべきでないか。

  2.  農業の産業としての方向性(高付加価値化、生産性向上等)については、国土保全等農村地域がもっている多面的な機能と関連して、地域全体のあり方として示すべき である。

  3.  「知識集約型の新産業の創造」のところで、「他の集積に依存しない自立した九州」との表現があるが、他の集積との連携を断つ必要はなく、むしろ九州域内の循環性を高め、内発的な技術革新を可能にすることが重要である。

  4.  伝統・文化を生かして魅力ある地域づくりを行っていく中で、同時にそこにある自然の景観、自然環境を保持することも大切な視点である。

 なお、本日までの3回の企画部会の意見を集約して、来春開催予定の特別委員会に報 告することとされた。

 

九州地方の開発・発展の基本的方向について(骨子)

[基本理念]

 魅力ある都市と豊かな自然が織りなす多様性のある地域が活発な交流を通じて一体と なり、真に心の豊かさを実感できる自立した九州を実現する。
 このため、次の4つの基本戦略を進めていくべきである。

[基本戦略]


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