バリアフリー

桃山台地区交通バリアフリー基本構想

基本構想整備事例
◆桃山台地区交通バリアフリー基本構想 吹田市 豊中市

◆桃山台地区交通バリアフリー基本構想の概要
○平成18年4月5日受理

○旅客施設及び重点整備地区の概要
 特定旅客施設・・・北大阪急行桃山台駅
 重点整備地区の面積・・・約94ha
 主な施設・・・[吹田市]千里桃山台駅前専門店会、アザール桃山台、竹見台商店会、ライフ桃山台店、桃山台ショッピングセンター、竹見台市     
               民ホール、桃山台市民ホール、竹見台児童センター、桃山台スポーツグラウンド、桃山公園、竹見公園、千里会館
         [豊中市]二ノ切池公園、つばき公園
 重点整備地区の選定理由
  桃山台駅の1日の平均乗降客数は約41,500人で、吹田市内の14駅のうち2番目に利用者が多く、高齢者も多く利用している。
  加えて、吹田市・豊中市の両市の住民から早急な駅舎のバリアフリー化を望む要望が多く、吹田市議会で請願が採択されている。

○基本構想の特徴
 当該地区が、吹田市の西端に位置し、豊中市に隣接し、桃山台駅は吹田市民だけでなく豊中市民も多く利用していることから、
 駅周辺地区を含めて両市民にとって安全で、より使いやすいバリアフリー化を進めるため、豊中市と吹田市が協働して基本構想を作成。

○事業の概要
 基本構想の目標年次:平成22年度まで
【公共交通特定事業】
・地上と改札階、ホームを結ぶ垂直移動施設の設置
・改札階とホームを結ぶエレベーターを設置
・障害者用多機能トイレを設置
【道路特定事業】
・歩道の有効幅員の確保、段差・勾配の解消、バリアフリー化に配慮した路面舗装
・照明施設、案内標識の整備
・視覚障害者誘導用ブロックの整備
【交通安全特定事業】
・特定経路の信号機は、歩行者用信号灯器の設置
・音響信号機や弱者感応信号の導入
【その他事業】
・低床バスの導入
・公共駐車場に身体障害者用駐車スペースの確保
・公園施設や公共施設等の出入口部のバリアフリー化

○利用者の意見の反映
・吹田市交通バリアフリー基本構想策定委員会
 以下の団体から選出した委員と大阪府、豊中市の交通バリアフリー担当がオブザーバーとして参加し、3回にわたって検討を行った。
関係団体・・・吹田市自治会連合協議会、(社)吹田市社会福祉協議会、吹田市高齢クラブ連合会、吹田商工会議所、バリアフリー吹田市民会議、男女共同参画委員、公募市民
・ワークショップ(意見交換会)
 4回実施。297人(うち市民170人)が参加し、主な施設や特定経路、駅舎の整備内容等について意見交換を行う。
・第1回ワークショップで、タウンウォッチングを実施。桃山台駅と周辺道路を点検
・パブリックコメント
 吹田・豊中両市の広報誌、ホームページ等で基本構想(素案)に対し、意見を募集。16通の意見が寄せられた。
【反映された主な事項】
・ワークショップで参加者の意見を聞き、反映できることは基本構想に取り入れ、合意を得て作成。
・パブリックコメントで「迷惑駐輪・違法駐車対策だけでなく、はみだし看板等の対策も重要」との意見を受け、特定経路等の整備内容に「看板」盛り込む等の意見を反映させた。

○(交通バリアフリー)法第6条第4項に定められている関係する機関との協議
 公共交通事業者・・・北大阪急行電鉄株式会社、阪急バス株式会社
 道路管理者・・・大阪府茨木土木事務所、大阪府池田土木事務所
 公安委員会・・・大阪府吹田警察署、豊中警察署

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