バリアフリー

静岡市静岡駅周辺地区基本構想

基本構想整備事例
静岡市静岡駅周辺地区基本構想

◆静岡市静岡駅周辺地区基本構想の概要
○平成14年10月15日受理

○旅客施設及び重点整備地区の概要
 旅客施設・・・JR静岡駅、静岡鉄道新静岡駅
          新静岡バスターミナル
 重点整備地区の面積・・・約200ha
 主な施設・・・県庁、市役所、県社会福祉会館、市立病院、赤十字病院、中央公民館、女性会館、市中央福祉センター、駿府公園

 重点整備地区の選定理由
  JR静岡駅と静岡鉄道新静岡駅バスターミナルは、お互い500m以内と近接しており、これら旅客施設を中心に500m~1kmの範囲を重点整備地区に指定した。

○基本構想の特徴
・すべての人に楽しく安全な道筋づくり
 新静岡駅周辺は県都として商業・業務機能や文化観光施設が集中しているため、目的施設に商店街を含める等様々な経路を特定経路とした。
・準特定経路等の設定
 歩行者通行量や高齢者等から指摘の多い経路の内、舗道が整備されていないものを「特定経路に準じる経路」や「期限を設けないが優先して整備すべき経路」として設定した。

○事業の概要
【公共交通特定事業】
・新幹線ホームから改札口までのエレベーター・エスカレーターの設置
・地下1階改札口から地上部の特定経路へ接続する通路の移動円滑化及び視覚障害者誘導用ブロックの設置
・鉄道とバス又はバス相互間の乗り継ぎ経路のバリアフリー化
・特定経路へ接続する通路における有効幅員の確保、勾配及び縁石段差の改善
・身体障害者対応型便所の設置
【道路特定事業】
・道路付属物、道路占用物の移設・集約による有効幅員の確保
・既設歩道等の路面の段差や凸凹及び勾配等の改善
・視覚障害者誘導用ブロックの設置及び縁石等による歩道と車道の分離
・歩行者のための案内標識や照明・休憩施設の設置
・バス停部でのバス乗降を考慮した歩道高の確保、ベンチ及び上屋の設置
・静岡駅前地下道におけるエレベーター、スロープの設置及びサインの見直し

○利用者の意見の反映
・本基本構想の作成にあたっては、学識経験者、関係団体、行政機関、公募委員を含む「静岡市交通政策協議会」に諮り、4回にわたって議論を行った。
・利用する経路や特定経路の選定、課題の抽出にあたっては既往資料の整理に加え、新たに障害者団体、子育てサークル、老人クラブの下記会合にてアンケート調査を実施した。
 ・静岡市障害者プラン勉強会・・・視覚障害、聴覚障害、肢体障害、知的障害、各種ボランティア等18団体
 ・静岡市子育てサークル会合・・・子育てサークル18団体
 ・静岡市老人クラブ連合会会合・・・各地区老人クラブ55団体参加

○(交通バリアフリー)法第6条第4項に定められている関係する機関との協議
 公共交通事業者等・・・JR東海、静岡鉄道
 道路管理者・・・国土交通省静岡国道工事事務所、静岡県静岡土木事務所、静岡市
 都道府県公安委員会・・・静岡県静岡中央警察署、静岡県静岡南警察署

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