バリアフリー

宮崎空港ビル株式会社・三菱重工交通機器エンジニアリング株式会社「小型機対応の旅客搭乗橋の開発と日本初の導入」

講評

 宮崎空港ビル株式会社は社会の様々な変化がある中、会社トップから社員一人ひとりに到るまで地方空港としての誇りを堅持し、自社空港ビルの個性的整備を継続的に展開してきた。今回の受賞対象である小型機用旅客搭乗橋は、宮崎空港ビル株式会社及び三菱重工交通機器エンジニアリング株式会社両企業がすべてのお客様への公平な搭乗を目指して試行錯誤を繰り返して実現したものである。宮崎空港ビル株式会社ではこの旅客搭乗橋開発と並行して、地域密着型のユニバーサルデザイン整備を積極的に推進しており、他の地方空港ビル整備の模範となるこれらの取組みを高く評価し、表彰することとした。

受賞者の取組み

■取組みの概要 
 宮崎空港ビル株式会社及び三菱重工交通機器エンジニアリング株式会社は、日本初の2階搭乗ゲートから直接搭乗可能な小型機対応旅客搭乗橋の開発と設置によって空港のバリアフリー化の推進及び利便性向上を実現した。
 
◆日本初の小型機対応旅客搭乗橋「ひなたらくちんブリッジ」の開発・新設
 これまで100人乗り未満の小型機では、搭乗口の位置が小型機によって違いがあることから通常の旅客搭乗橋が使えず、雨の中一旦地上に降りて徒歩やバスで移動となっていたが、この状況を解決するため、宮崎空港ビル株式会社及び三菱重工交通機器エンジニアリング株式会社両社共同で粘り強く研究開発を進めた結果、日本初となる小型機対応旅客搭乗橋が完成し、2基設置し、実際の運用を行っている。また、小型機以外の旅客搭乗橋についてもステップレス旅客搭乗橋を3基設置し、高齢者や体の不自由な方の不便を解消し、利便性を高めることが出来た。

                         
        小型機対応旅客搭乗橋運用前                             小型機対応旅客搭乗橋運用後

◆地方空港整備の模範となるバリアフリー、ユニバーサルデザイン整備の積極的な推進
 旅客搭乗橋のみならず、空港内の通路において、車いすの方が不便とならないようエレベーター等移動ルートの確保を図り、多目的トイレについても館内に13か所設置しているなどバリアフリー整備の推進を行っている。また、空港内各室も誰にも親しめる空間デザインに努めており、特に授乳室のインテリアは個性あふれるオリジナルデザインを積極的に展開した。

                             
            多目的トイレ                                           授乳室


◎今後期待される取組み
 宮崎空港ビル整備の特徴は地域の特性を生かしたバリアフリー、ユニバーサルデザインの取組みである。空港内通路やトイレ、授乳室整備でもオリジナルなインテリアデザインを積極的に採用しており利用者からの評価も高い。今後は他の地方空港への積極的な広報と、引き続き利用者の声に耳を傾けた、利用者参加型の空港整備の取組みに期待したい。


宮崎空港ビル株式会社
【連絡先】京都市赤江
【Web-URL】 http://www.miyazaki-airport.co.jp

三菱重工交通機器エンジニアリング株式会社
【連絡先】広島県三原市糸崎南1丁目1番1号
【Web-URL】 http://www.mhi-tes.co.jp




 

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