目的・・・

 カーフリーデーは、1998年にフランスで始まり、2000年からは欧州連合(EU)の取り組みとしても行われている新しい試みです。
 排出ガス、渋滞、事故、騒音など自動車の利用が都市の安全や環境に与える影響に関心を持ち、望ましい都市交通のあり方を考えるための社会啓発活動です。







内容・・・

 カーフリーデーは都市単位のイベントです。自治体が中心となりますが、NGOや企業と協力しながら実施します

 当日は、街の特定の地域において、マイカーの使用を抑制し、公共交通機関、自転車、徒歩の使用をメインとする歩行者優先の空間を作ります。
 さらに、公共交通機関の増便や運賃の特別割引・無料化、乗用車やタクシー相乗り、自転車道・駐輪場の整備や自転車のレンタルなどのキャンペーンを行います。あわせて、都市交通や環境に関するシンポジウムや展示会が開催されます。






 






 こうして、マイカーに頼らなくても、都市の住民が移動性を制約されることなく街を往来できるという意識を高めます。
 そして、渋滞の解消や騒音の減少といった環境の変化を実感する機会を提供するのです。新しい交通施策や交通システムの実施・導入のきっかけにもなっています。









(写真提供: ヨーロッパカーフリーデー日本担当ナショナルコーディネーター 望月真一氏)