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ESTモデル事業を見る/地域からさがす

福山市

学校教育における環境問題と交通をテーマにしたTFP調査

概要

 福山都市圏では、渋滞緩和と地球温暖化防止を目的に「ベスト運動」を推進しており、その支援施策の1つとして、小学校教育との連携をかかげている。
 小学校4~6年生を対象に、地球温暖化防止をテーマとし、過度なマイカー利用より発生しているCO2を削減し、「地球温暖化」と地域の問題である「交通渋滞」について考え、解決していくもので、トラベル・フィードバック・プログラムの頭文字をとってTFPと言われているものである。
 平成17年よりモデル校1校における社会実証を実施し、現在では福山市内4校においてカリキュラムの中に取り入れられている。

事業主体

国土交通省/広島県/福山市

協力機関

各小学校

実施年度

H17~

予算

64.5百万円

事業の背景

 福山都市圏では、「ベスト運動」を主体施策として地域の渋滞緩和と地球温暖化防止を推進しているが、その他支援施策も同時に推進し、主体施策の効果を高める努力をしている。学校TFPについては、平成17年よりモデル校において試行が始まり、学校側との協力のもと、そのカリキュラムとツールを構築しパッケージとして確立した。
 学校TFPにより学習した児童が交通セミナー(H19.1月)において発表を行い、渋滞緩和と地球温暖化防止を多くの人々に呼びかけ、来場者からも学校TFPの継続・拡大を望む声が多くあげられた。

工夫・課題への対応

 授業に使用する「興味をもってもらうためのスライド」、「CO2を用いた温暖化実験」、「行動プラン作成」、「メッセージシート(全体効果のフィードバック)」などに使用するグッズ類や進め方をパッケージ化し、効率化を図った。また、これらをまとめたマニュアルを活用し、より効率化な展開を図る予定である。
 また、成果を「交通まちづくりフォーラム」や新聞、地元ショッピングセンターで発表すること、及び学習そのものにより、PTAや地域住民に交通行動に対する意識変容を促す効果を発揮している。

現在の状況・今後の見通し
  • 単費による事業の継続と、市民団体等との連携による協働体制の確立を検討
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