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「国土と環境を考える委員会」提言

環境施策の展開にあたって

国際貢献

モデル地域における先導的取組みの例
 II 章4.(5)で述べたモデル地域における先導的取組みの具体的な例と して、以下のようなものが考えられる。
1.流域圏を単位とした協働の取組み
 流域圏はランドスケープの代表的な単位であり、「健全な生態系の維持 に配慮した身近な自然の保全」などの観点から、良好な地域環境の保全・ 形成に適した単位の一つである。
 また、流域圏は身近な規模の単位であり・水循環の中で一体であること から、住民・NPO等の意識の醸成・主体的取組みによる行政との協働の 取組みを実践するのに適している。
 このため、例えば首都圏の流域において、具体的1こ先導的な取組みを行 い、安全.やすらぎ・環境・福祉重視の川づくり・まちづくりによる「流 域ベースの地域文化」の創造、行政・住民による流域マップの共有等を実 践することが考えられる。
2.流域圏以外の連携の取組み
 非常に風の強い地域の人たちが「風のサミット」を開催し、情報交換を 図りながら、風を地域に役立てていくための方策について検討しているな ど、共通の特性を持った地域が、相互に情報を交換しながら連携する取組 みを進めていくことも重要である。こうした取組みにより、各々の特性を 十分に生かした地域づくりを進めることが考えられる。

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