運輸分野国際協力ビッグプロジェクト 北京〜上海高速鉄道



 現在中国においては、北京〜上海間1,300kmに高速鉄道を建設するプロジェクトが計画されています。この北京〜上海鉄道については、我が国の東海道新幹線が開通した当時と比べ、沿線1kmあたりの人口密度が約3倍であることから、多くの利用者が想定され、我が国が世界に誇る新幹線システムをベースとして協力することによって、両国民にわかりやすい象徴的なプロジェクトとなるものと考えています。

 このため、我が国としては本プロジェクトを21世紀における日中両国友好のシンボルとして官民挙げて積極的に協力する考えであり、平成15年には小泉総理が胡錦涛主席に対し、また、扇国土交通大臣(当時)が、平成15年5月及び8月に黄菊副総理に対して、我が国の協力の考え方を表明しました。

 国土交通省としては、引き続き関係省庁、民間関係者と連携し、本件について積極的に取り組む考えです。

  北京〜上海高速鉄道