本文へジャンプ
国土交通省
Englishページへ
国際 国土交通省ホーム サイトマップ
交通分野の国際的取組国際建設交流組織構成データ・リンク集

経緯



平成14年1月 小泉総理の日ASEAN経済連携(自由化と協力が2本柱)の提唱

小泉総理がASEAN諸国訪問の途上、シンガポールにおいて演説を行い、「Acting Together, advancing together」の掛け声のもと、経済全般における日ASEAN経済連携(自由化と協力が2本柱)を提唱した。以来、日ASEAN連携強化は小泉内閣の重要政策となっており、関連各省で独自に検討を深めることとなった。


平成14年5月 第13回ASEAN交通次官級会合(STOM)(ジャカルタ)

日ASEANの交通政策において新たな協力の枠組みが必要であるとの日本の呼びかけを受け、STOMでは、「基本的に新しい協力関係を好意的に受け止め、議長国であるインドネシアがASEAN事務局と協力して日ASEANの可能な協力の枠組みを検討する」こととされた。


平成14年9月 第1回日ASEAN交通次官級協議(STOM+Japan)(ジャカルタ)

第14回STOMにあわせて、第1回STOM+Japanが開催され、交通分野における日ASEANの連携強化基本枠組み(TOR)について合意された。今後、(1)国際物流の円滑化、(2)海上交通の安全、海洋汚染の防止の促進、(3)航空の安全性、効率性の向上、(4)その他最新技術の応用による環境及び安全確保のための施策等の分野について積極的に協力していくこととなった。これらの協力分野を具体的に検討・協議するためのワークショップ(東京)の開催及び次年度の日ASEAN交通大臣会合の開催(ミャンマー)についても合意された。


平成14年11月 日ASEAN首脳会議

「交通大臣の努力を歓迎し奨励し、交通等の分野における協力を進めていく」ことが、日ASEAN首脳共同宣言で公表された。


平成15年5月 日ASEAN交通政策ワークショップ(東京)

各国より22本の連携プロジェクト案が提案され、ASEAN交通会合の関係4WG(海上交通(MT)、航空交通(AT)、陸上交通(LT)、交通円滑化(TF))で更に審議されることとなった。


平成15年8〜10月 日ASEAN交通連携関係4WG

各WGにおいてプロジェクトを16本に整理し、プロジェクト毎のwork planを検討して、次官級会合へ案を提出することとした。
なお、各WGの日程及び開催場所は以下のとおり。
平成15年8月19、20日 交通円滑化WG(Vientiane)
平成15年8月27、28日 陸上交通WG(Ha Noi)
平成15年9月29日〜10月1日 航空WG(Manila)
平成15年10月9、10日 海上交通WG(Singapore)


平成15年10月 第2回日ASEAN交通次官級会合、第1回日ASEAN交通大臣会合

交通次官級会合(10月22日)及び大臣会合(10月25日)をYangon, Myanmarにて開催し、16の交通連携プロジェクト及びそのwork planが審議・採択された。さらに、平成16年春に日本でプロジェクトをレビューするための第2回日ASEAN交通政策ワークショップ並びに平成16年10月にカンボジアで日ASEAN次官級会合及び交通大臣会合を開催することが合意された。


平成15年12月 日ASEAN特別首脳会議(東京)

2003年は、日本ASEAN交流年であり、それを総括するため、日ASEAN特別首脳会議を開催。今後の日ASEAN関係のあり方を記載した「東京宣言」及び東京宣言を実行するための具体的措置を記載した「行動計画」を採択。東京宣言には、経済分野:「交通」と「観光」における協力及び政治安全保障分野:「テロ・海賊対策」における協力が盛り込まれている。また、行動計画には、「日ASEAN交通大臣会合」で採択した16プロジェクト、海上保安対策の協力等が盛り込まれれている。


平成16年3〜6月 日ASEAN交通連携関係4WG

16プロジェクトの進捗状況の報告がなされた。

平成16年3月17〜19日 航空WG(マニラ)
平成16年4月28〜29日 海上交通WG(シンガポール)
平成16年5月12〜13日 交通円滑化WG(ビエンチャン)
平成16年5月31日〜6月1日  陸上交通WG(バンコク)

平成16年 8月 第2回日ASEAN交通政策ワークショップ(東京)

既存の16プロジェクトの進捗状況が報告された。また、新たに11プロジェクトが提案され、4WGでさらに審査されることとなった。(その後、提案されたプロジェクトは、既存プロジェクトへの統合や5つ新規プロジェクトにまとめられた。)また、重要政策課題として、物流分野から、物流のボトルネックの解消に向けた日ASEAN物流改善計画の策定、及び2005年秋に物流大臣会合を開催する方向で検討を進めることが合意された。交通セキュリティーでは、航空、港湾、海事の各分野での交通セキュリティー対策に関する広域的な連携による取り組みの重要性が確認された。


平成16年 9月 日ASEAN交通連携関係2WG

各WGのプロジェクトにおけるworkplanを検討し、次官級会合へ案を提出することとした。

平成16年9月7〜9日  航空WG(ハノイ)
平成16年9月13〜14日  交通円滑化WG(ビエンチャン)

平成16年11月 第3回日ASEAN交通次官級会合、第2回日ASEAN交通大臣会合

交通次官級会合(11月22日)及び大臣会合(11月24日)がPhnom Penh, Cambodiaにて開催され、5つの新規プロジェクトを含む21の交通連携プロジェクト及びそのworkplanが審議・採択された。さらに、平成17年6月に「第3回日ASEAN交通政策ワークショップ」及び平成17年秋に「日ASEAN交通大臣会合、次官級会合」が開催されることとされ、「物流に関するASEAN+3(日中韓)交通大臣会合」の開催についても各国の協力を求めた。


平成16年11月 日ASEAN首脳会合(ラオス)

平成15年の特別首脳会合で採択された「東京宣言」及び日ASEAN交通連携プロジェクトを含む「行動計画」の進捗状況に関する報告書が了承された。その中で、「日ASEAN交通連携の枠組みのもとで、交通分野における16プロジェクトが着実に実施されている。」旨盛り込まれている。 また、日ASEAN地域でのテロ対策の重要性に鑑み、日ASEAN交通大臣会合の交通セキュリティに関する取り組みを含む「国際テロリズムとの闘いにおける協力に関する日ASEAN共同宣言」が採択された。