主要連携施策

統合のメリットを最大限に活かした連携施策の推進

　４省庁の縦割りを廃し総合性を発揮することにより、質の高い施策を無駄なくスピーディーに展開するため、必要な予算要求を行う。　

＜統合のメリット＞
　　　１．施策融合による新しい施策の展開
　　　２．共通目標に基づく守備範囲の広い施策の総合的実施
　　　３．共通計画に基づく各種事業の集中実施による効果の早期発現、効率化
　　　４．情報の共有・統合による施策の質の向上
　

【連携施策の例】

施　策　名	施　　策　　の　　概　　要
１．都市新生の拠点と　　なる鉄道駅とその　　周辺の総合的改善	・大都市拠点駅とその周辺において、歩行空間ネットワーク・交通広場・地下　空間の整備、駅の総合的機能改善等を総合的に実施。・地方都市、大都市郊外部の駅とその周辺において、連続立体交差化や、鉄道　駅、鉄道・バス等との乗換通路、歩行空間ネットワーク、交通広場、駐車場、　駐輪場等を総合的に整備。・駅とその周辺、公共交通機関等のバリアフリー化の推進。
２．都市部の交通混雑　　の解消 (関連)NOx、PM、CO2対策	・環状道路の整備、開かずの踏切の解消。・ＴＤＭ（交通需要マネジメント）施策の推進。
３．大都市居住者の通　　勤時間短縮と快適　　化	・良質な都心住宅の供給。鉄道整備、新駅建設と合わせた職住近接型の住宅供　給。駅周辺空間の有効利用による駅直結住宅の整備。・地下鉄等の新線建設、複々線化、相互直通運転化等による鉄道のスピードア　ップと輸送力増強、乗継負担の軽減。・業務核都市の整備による業務機能などの分散。ＳＯＨＯ･テレワークの推進｡
４．空港、港湾、鉄道、　　道路の連携の強化	・空港、港湾、駅等の拠点や高規格幹線道路及びこれらを接続する道路等の重　点的な整備と機能向上（フル積載海上コンテナ及び背高海上コンテナ対応、　ＩＴＳ活用等）により、スピードアップと乗り継ぎ・積み替えの円滑化を図　る。
５．防災分野のＩＴ化　　の推進	・気象行政と河川、道路等防災関係行政が持つ情報の共有やＩＴを活用した観　測・監視体制の強化により、水防活動や避難行動に役立つ情報を提供。
６．GISの整備、普及　　の推進	・数値地図、電子海図、国土数値情報など空間データ基盤等を整備し、それら　をインターネットを通じて流通・利用するしくみ（「電子国土」）を構築し、　国土管理、マーケティングなど様々な分野のＧＩＳ活用環境を整備。
７．快適に憩える美し　　い東京湾の形成	・下水の処理、河川の浄化、港湾の汚泥浚渫、海浜緑地の整備などの連携によ　り、効率的な水環境の改善を図るとともに、良好な水辺空間と一体となった　レクリエーションや自然との触れ合いの場を再生、創造する。
８．公共事業における　　ゼロエミッション　　推進	・国土交通省所管の公共事業（道路、河川、港湾、空港等）において、建設副　産物のリサイクルを全省的に強力に推進。特に、コンクリート、アスファル　ト、木材については、５年以内に直轄工事における廃棄物をゼロとすること　を目指し、建設副産物のリサイクルの推進を先導。
９．冬期バリアフリー　　施策の展開	・冬期における高齢者等を含む歩行者の安全で快適な移動空間を確保するため、　除雪の充実、消雪施設の整備、堆雪スペースの整備、低床バスの導入等を図　る。
10．地域の特色を生か　　した観光振興・訪　　日外国人の倍増促　　進	・Ｗ杯サッカー大会開催地域等を中心に観光案内施設等の観光関連施設、観光　地を周遊する道路ネットワークの整備、外国人旅行者にも対応した観光・交　通・都市情報の提供、観光地のバリアフリー化等、ハード、ソフト両面での　施策を展開する。