福岡県・宮田町


27 犬鳴川河川公園


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 「犬鳴川河川公園」は、地域住民と行政により運営されているワークショップで提案された意見により整備が進められたもので、計画段階から運営・維持管理に至るまで、住民が主体的に活動するシステムをつくり、住民と行政の連携により、まちづくりを進めていく宮田町のモデル事業となっている。
 犬鳴川みどりの会は、犬鳴川河川公園を整備するために設立されたボランティア団体で、運営委員会を中心に、広報部会・公園計画部会・木や花の研究部会・除草管理部会・河川使用の規則部会・川の生き物部会の六つの専門部会が設けられている。こうした部会が、それぞれの役割を果たすことにより、整備内容の検討から維持管理に至るまで、地域住民による手づくりの施設となっている。
 園内には、せせらぎ水路を設けて地場産の笠松石を配置しているほか、宮田町が北限となっているチャンチンモドキを植栽し、水質の浄化に効果があるといわれているシュロガヤツリも植栽している。また、川岸に沿って桜の植樹を行っている。
 整備後も地域住民が運営の主体となることで、地域コミュニティの活性化にもつながり、犬鳴川まつりや、いも煮会等の行事も開催されている。

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