長崎県・島原市


28 中央公園


写真1
 島原市は、豊かな湧水のあるまちとして知られており、「中央公園」は湧水を活用した公園として、観光名所である鯉の泳ぐまちと商店街を結ぶ、島原第二小学校の跡地に整備された。
 この公園の計画にあたっては、中央公園研究会により整備内容の検討を行い、全国に向けてアイデアとデザインを公募、選定された内容を中心に施設づくりが進められた。
 整備にあたっては、広場を中心に湧水塚や水路が設けられ、園内には多彩な植栽が施されている。公園のメインとなっている湧水については、南と北に設けられた二つの湧水塚から水路に流され、湧水と親しみを持ってもらえるように、水遊びのできる場所や噴水、手押しポンプなど、多彩な活用法をアレンジしている。
 また、多くの人々に愛着を持ってもらう施設として育てていくために、工事段階において、玉砂利の敷設、水生植物の植栽等、市民が参加できるイベントが数多く開催された。
 整備後は、市民の憩いの場、観光客の休息スポットなどに利用されているほか、湧水を利用した行事も開催されている。

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