大分県・大分市


29 七瀬川自然公園


写真1
 「七瀬川自然公園」は、七瀬川のショートカット工事で生じた旧河川と周辺部分を取り込んで整備されたもので、人が集い憩える場、人が水と親しむ場、人が緑と親しむ場の三つのコンセプトにより施行されている。
 整備にあたっては、旧河川との景観や自然環境に配慮しながら、木橋や吊橋を設けて親水ゾーンとしたほか、既存の雑木林等を保全しながら散策路を設けた緑地ゾーン、桜堤や芝生広場、屋外ステージなどを配置した多目的レクリエーションゾーンなど、五つのゾーンにより構成されている。
 また、自然観察を行うためのミニビオトープやメダカの池、体験学習のための水田、スポーツのための多目的グランドなども設けられている。園内の施設はバリアフリーで設計するとともに、ソーラーパネルによる自然エネルギー利用等の配慮も行われている。
 施設づくりに際しては、地域住民で構成された七瀬川自然公園推進協議会により、整備内容の検討が行われたほか、環境や河川工学、生物等の学識経験者によるアドバイザー会議からの助言を受けている。
 市民ボランティアグループである七瀬自然公園を支える会も結成されており、美化意識やマナーづくりに向けての活動も展開されている。

戻る