千葉県・館山市


7 館山駅オレンジロード、西口なぎさ広場、夕映え通り


写真1
 館山市では、海洋性リゾートタウン館山の海に開かれた玄関口として、JR館山駅西口地区で土地区画整理事業を行い、利便性の高い都市環境を持つ高質なリゾート地として、南欧風の景観を有するまちづくりを進めている。また、統一感のある街並みづくりとしていくため、館山市街並み景観形成指導要綱を策定し、屋根はオレンジ系、壁は白という基本カラーも導入している。
 この事業では、館山駅の橋上化に合わせて、西口なぎさ広場の整備が一体的に行われ、観光リゾート地である館山市の玄関口としてふさわしい景観の創出を図つている。また、広場と夕映え通りでは、景観に配慮して電線の地中化も行っている。
 整備にあたっては、館山駅西口地区街づくり協議会と館山市の間で、歩道や街路灯、案内板のデザインを検討したほか、店舗の統一看板等についても協議が行われた。さらに、施設に親しみを持ってもらうことを目的に、愛称名の募集も行った。
 館山駅オレンジロード内には、市民ギャラリーも設けられており、公民館のサークルや児童・生徒による作品が展示されており、植栽についてもボランティアグループにより維持管理が行われるなど、市民と密着した施設となっている。

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