振興拠点地域の整備


目 的


 近年の東京圏への業務機能等の集中に伴って、土地問題の深刻化、地方における機能集積の遅れなど、国土の均衡ある発展、地域の振興の観点から多くの問題が生じている。このような状況下で、機能が過度に集中している地域から機能の分散を図り、地方の振興開発と大都市地域の秩序ある整備を推進し、四全総で提唱されている多極分散型国土の形成を推進するためには、地方において特色ある産業、文化等の機能の集積する拠点を整備するとともに、東京圏においては秩序ある整備を進めることが重要である。このため、人口及び行政、経済、文化等に関する機能が過度に集中している地域からこれらの機能の分散を図り、地方の振興開発と大都市圏の秩序ある整備を推進し、並びに住宅等の供給と地域間の交流を促進することにより、人口及びこれらの機能が特定の地域に過度に集中することなくその全域にわたり適正に配置され、それぞれの地域が有機的に連携しつつその特性を活かして発展している国土の形成を促進し、もって住民が誇りと愛着を持つことのできる豊かで住み良い地域社会の実現に寄与する。


基本構想の概要