手づくり郷土賞


背景及び目的


 近年、全国各地において、その地域に固有の自然や歴史、伝統文化を活かし、地域の個性・独自性を発揮した地域づくりを行う試みが活発化している。こうした取り組みは、地域の「良さ」を再認識し、より魅力ある地域づくりを目指して行われているものであり、地域住民の積極的な参画が得られているケースも多く見られる。
 地域づくりに当たって大きな役割を果たす社会資本の整備についても、「ゆとり」や「うるおい」の実現に対する地域のニーズの高まりに対応して、これらを反映した様々な創意・工夫を凝らした事例が増加しており、建設省においても、魅力ある地域づくりを推進する観点から、社会資本整備を通じて各地域の先駆的な取り組みを積極的に支援することとしている。
 「手づくり郷土賞」は、このような状況を踏まえて、地域の個性、魅力を創出している各種の良質な社会資本を広く募集し、発掘し、これを世に広く紹介することにより、社会資本整備に当たっての創意・工夫や努力を促し、ゆとりとうるおいのある個性豊かな地域づくりの一助とすることを目的とし、昭和61年度に創設されたものです。 

選定箇所


 年度別の個別資料は、「手づくり郷土賞」を、わかりやすい解説や写真等で紹介している『手づくり郷土賞』(ぎょうせい発行)から収録したものです。
 

平成12年度 Part15