相模原市田名地区31社+相模原市役所(神奈川県相模原市)
 
背景
 田名地区は、大小合わせ31社、総従業員数が4,300人の工業地域であり、うち約6割の2,500人がマイカー通勤をしていたため、周辺道路では慢性的に混雑が発生していました。
 
内容
 地域の事業所と学識経験者、行政、バス事業者とで、地域の交通を考えるための組織(TDM推進委員会)を立ち上げ、 通勤交通を含めた地域の交通についての話し合いが行われました。 そこでの検討の結果、共同での通勤バスを期間限定で試験運行してみることになりました。 また、試験運行に合わせ、従業員の通勤バスへの転換を促すために、「かしこいクルマの使い方プログラム(9ページ参照)」等を同時に実施しました。
 
結果
渋滞が緩和され、近隣道路のクルマでの移動時間が短縮されました。
 (上溝駅→高田橋・8分短縮)。
全体の5%にあたる人が、実験中1回以上通勤バスに乗り、その86%が本格導入を希望していました。
 
出典
・相模原市ホームページ
・中村他:複数企業の共同運行バス導入実験時における モビリティ・マネジメント(第1回JCOMM発表資料)